第12話

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2023/01/21 15:09 更新
1日目





風磨side


今日の誘惑は
“うるうるおめめで上目遣い”
に決めました。

俺と中島だったら俺の方が背高いから上目遣いになることなんてまずありえない

だから今日は積極的に下から見上げていこうと思う。

可愛いよね……?

俺はそんなに俺の顔好きじゃないけど、

中島はいつも俺のこと可愛いって言ってくれるからきっと効く

よし、そうと決めたら目薬さしていつもより水分量アップだ!

そう意気込んで迎えの車に乗ったらマネージャーに、


「…何かあった?すごい泣きそうに見えるんだけど、」


って言われてしまった。

え?泣きそうに見えるの?なんで?

うるうるおめめを作ったのに泣きそうに見えるの?


「そんなことないよ?久々にメンバーに会えるし、楽しみ」

「ならいいけど……」


でもよかった、女の子になっちゃったことはバレてないみたい。

あんなつまんないヤキモチで変なアメ食べた結果です、なんて言った日には俺はきっとマジで泣くほど怒られる。

それだけは避けなければ……


「着いたよ、すまん、今日はマネージャーの手が足りてなくて、風磨の迎えに来れないんだけど、なんとかなる?」

「ん?あぁ、中島もこれで終わりでしょ?送ってもらうから大丈夫!ありがと」


外からは、菊池が中島に甘い。

ように見えるが、実際は中島がめちゃくちゃ菊池に甘いのだ。

マネージャーが送迎できないときは必ず中島が代わりに送迎してくれる

今日は終わりは一緒だけど、時間が遅いし、明日中島の朝が早いから会わないことになってる。

だけど送ってほしいって言ったらきっと送ってくれる。

まぁ断られたら電車で帰るから大丈夫!

さてここからだ…

バレないように気合いを入れねば…

見事誰ともすれ違わずに楽屋到着!

いつもの感じからいうと絶対俺が最後だろうなぁ

いつも通り…いつも通り…


「おはざまーす」


言えてるんだか言えてないんだか分かんない挨拶をして楽屋のドアを開けると…


「おはよう!風磨くん!待ってたよ!」


うちの天使に抱きつかれました。

やっぱマリウスでかいなぁ…前なーんも見えないわ


「あれ?風磨くんちっちゃくなった?」

「失礼な、マリウスからしたらみんなちっちゃいわ」

「え?いや、うーんそうなんだけど、全体的にちっちゃくなったっていうか…なんか痩せた…?」

「はぁ?」


やめろ、変なこと言うな、そういうこと言うとあいつが近寄ってくるだろ…


「菊池また痩せたの?」


ほらぁ…中島さん来ちゃったじゃん…


「……ん?あれ?確かに菊池ちっちゃくない?」

「はぁ?」

「ちょっとこっちおいで」


マリウスの腕の中から引っ張りだされて、中島の目の前に立って気づいた。

俺ちっちゃいわ……

中島より大きかったはずなのに、今俺の目線の先は中島の口元。

つまりたぶん10センチほど縮んでしまっている。

やば……マジかよ、どうしよ……


「やっぱり小さくなってるね。それに涙目だね、何があった?」


……なんなの、こいつ。なんで気づくの。バレたくなかったのに、

百歩、いや千歩くらい譲って中島以外にバレるのはよかったんだ、だけど中島にバレちゃったら俺は理由を言えない……


「菊池?」

「……ぐすっ」

「えっ!?ちょ、ちょ、どした、」


なんか分かんないけど泣けてきた


「なんで……」

「なんで?いや、なんとなく、っていうか、ちっちゃくなったのは見れば分かるし…」

「ぐすっ……」

「どうして泣くのよ、どうしてちっちゃくなっちゃったの?」

「……」

「健人くん、俺ら外いるよ」

「あっ、ごめん、ありがとう、」


勝利達が外に出ていったのがわかる

中島が困った顔してるのもわかる

だけどぽろぽろこぼれてくるこれをどうやったら止められるのかわかんない


「風磨〜なんで泣いてるんだよ〜」

「っわかんない……ずびっ……」

「そっかぁなんでちっちゃくなっちゃったかは言える?」

「やだっ、…なかじまには言えない…!」

「ん、なら勝利たちには言える?」

「わかんないぃ……」

「わかったわかった、とりあえず泣きやもうな」

「ごめんなさい……」


落ち着かせようとしてるのか、背中を撫でられて正面からハグされた。


「あ……」


え、なに、なんで、あ……とか言うの、なに


「え?……いや、でもそんなわけ……」


……?

やばっ、いま俺ささやかだけど胸あるじゃん!

適当な布で潰したけどこの距離はバレるわ!


「あの、さ、風磨、違ったら気にしないでほしいんだけど、……女の子になってたりする?」


終わった……

まさかこんなに秒でバレるとは……


「……はい」

「……はぁ〜……よかった、だからちっちゃくなってるんだよね?」

「たぶん…」

「原因は?治し方は分かるの?」

「……原因は、」


言いたくない…けどこの視線からは逃れられない…


「昨日食べたアメ、です、治し方は分かるけど言えない…許して?」


必殺、上目遣いでうるうるおめめ!

もうバレちゃったならしょうがない、元に戻るために頑張ります


「ぐうかわ……」

「は?」

「いや、治し方分かってるなら大丈夫か、どれくらいかかりそう?」

「1週間くらい……?」

「んー…じゃあその間俺の家おいで。家に1人にしとくの心配だし、ね?」


なんと、中島家にホームステイが決定



その後、同じように心配してくれた3人にも事情を説明し、勝利からはめちゃめちゃ怒られました。

得体の知れないアメなんか食べちゃダメでしょ!

おっしゃる通りです…

撮影も、スタッフさんにはバレないようになるべく聡ちゃんと並び、他のメンバーは屈んだりして撮ったんだけど、

モニターで見た感じ違和感ないから大丈夫そうかな。


そんなこんなで一日目は終了。
中島家には、今日荷物をまとめて明日からお邪魔します。

あ、ちゃんと送ってもらったよ。







作者の一言

なっっっっがいな、めっちゃ長いやん…しかも展開が急…ぷりーず文才!
やばいどうしよ、話の進め方が分からん…この先の展開で決まってるのは、
治し方を健人くん以外には言うふまさん、男の子のときより健人くんのスキンシップが多くて自分にヤキモチやくふまさん、下着をプレゼントする健人くん、くらいですかね…
肝心の誘惑が全く浮かばない…下品な感じのやつはやらせたくないんですよぉぉぉ可愛いエロさみたいなやつがいい…

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