-体育祭 借り物競走-あなたside
急いでいる暇もなく走り始める。この瞬間だけ、世界が輝いているように思えて、周りの目なんか気にしない、気にならない。
先輩は私の手をしっかり握っていて、あの時の指摘も守ってくれている。でも…私が指摘してしまったせいで他の女の子にもやってるのかも、そんな不安に駆られていると先輩はしっかりと私の手を握ってくれた。
ゴールに着くと、一着で次のペアに渡せた。お題発表の瞬間、私の心がドキッとした。
あ…好きな人、じゃなかった。
と微笑むローレン先輩は私の顔を見てビックリする
というと、先輩はうーんと考えて
と顔を覗き込まれる
焦りすぎて、変な回答をしてしまったけれどそういうと先輩は笑って
と微笑む。
あぁ、確定してしまった。私はこの人のことが好きだ。初めて気になった人、初めて好きって分からせてくれた人。
一方その頃……
-体育祭-あなたside
自分の席に戻ると、四葉達に肩を叩かれる
とベタ褒め状態である。
というと、急にクラスな女子から声をかけられる。
ととんでもない圧だ、行かなかったら…
-校舎裏-あなたside
あー、着いていかんければよかった。
と薫さん率いる一軍グループが押し付けを行って来た。
薫さんは髪も長くて今日は高めのポニーテールだ。それに腕が華奢で所作が綺麗だ。おまけに学級委員。それはどうでもいい、重要なのはこの人がローレン先輩のことが好きって公言したことだ。
ろれ、愛称で呼んでいてとっても羨ましい
と鋭い目を突きつけられる。どっちを言えど、薫さんは……
と手を握られた。あ、さっき先輩から握られた手。温かった手。
私、このままでいいのかなぁ…

・早乙女 薫
・愛嬌がある
・性格は優しめ
・頭は下の上
・恋する女の子
画像はフリーアイコンの方を使用しています!!
リンク↓ りた様
https://www.pixiv.net/artworks/103439492














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!