ぽかん、と立ち尽くす。そこは真っ黒な世界で。
吸い込まれてしまいそうだった。
どこからか、現れると鈴華に向かい刀を振り下ろしながらそう言った。
がし、と刃の部分を素手で掴むとそのまま地面に叩き付ける。
《セクミラジア》
鋭い時計の針が四方八方に現れると、あちこちに飛び交う。
必死に交す。しかし、交しきれなかった分いくつもかすり傷が増えていく……。
ばさ、とツタを伸ばしていく。
ツタを一気に伸ばすと、キフの腹部に向けて強烈な一撃を与える。
彼女は腹を押えて蹲り、攻撃を止めた。時計の針が止む。
2人が攻撃を仕掛けた。
シアンの蹴りと、七海がナイフで突き刺した。
その瞬間、突風が吹き、闇が辺りを包む。
> 挿入されたアイテム
誰かが倒れるかげ。飛び散る血飛沫がうっすらと見えた。
そして、ゆっくりと少しずつ闇が溶けていく。
そして、目の前に衝撃的な光景が広がった。
そこには、ざっくりと首をいつの間にか切断された
「燕雅 嶺」が倒れていたのだから。
1人の化け物は返り血を拭きながら、そう狂った声で呟いた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。