天人五衰しか味方についていない世界線のストーリーです。
初期の方だから、呼び名が違うキャラもいます。
結構…夢主への救いが無い方です。
それでもいいよって方は、GO〜
夢主side
in自室
なんで私は生きているのだろう、
なんで死なないのだろう、
分からない、何も分からない、
私が生きている意味も、彼らが平然と暮らしている訳も、
なんで私の苦しみを誰も分かってくれないの?
分からない…
頭の中がぐるぐるして、何も考えられなくなる_そういう日常、
こんな日常なら、
無くなってもいいのに。
味覚も、趣味も、過去の思い出も、何一つ分からなくなった私を誰が愛してくれる?
こんな私は__
コンコンコンッ…
分からない…
3人が、私を本当に守ってくれるのか
守ってくれないなら、捨てられたら、私はどうしたらいいの?
早く…死にたいなぁ…
もしここに神様がいるなら、こういう事にはなってないのに。
…怖いなぁ。
また、捨てられるのかなぁ…
…痛い、左手が痛い。
また私は、自分を傷付ける。
赤い液体が垂れながらも、傷付ける、
死ぬよりかは、まだマシ…
最近は食事も喉を通さなくなった、
カウンセリングに行っても、駄目だった。
もう、いっその事…探偵社を、犯罪組織として国に広めたら?
それか、全員を…殺すか、
そうするのよりかは、自分が死んだ方がいい。
in河川敷
先客が居たようだ、
じゃあ…ビルの屋上?
ううん、違う_
路地裏、此処なら人に見つからない、、
そうだと信じて、私は路地裏に向かった。
in路地裏
死ぬなら…自分の異能で…
その方が…いい気がした、
誰も疑われずに済む、自殺で片付けて貰える。
ザシュッ…
刃物が私の胸ら辺に突き刺さった、
刺さったことを確認すると、夜叉は私を残して何処かに消えた。
__???
此処は何処か、そう聞くと…
病院に運ばれてたらしい、そして…付きっきりで私のことを見てくれてた人が、看護師さんらしい。
彼女にそう言い残され、私は1人病室に居た。
ここからは、あまり覚えていない。
何があったかも、全て…
でも、傷口は浅かったらしい、
だから、助かったとの事。
1日経って検査し、私は退院した。
また、死ねなかった
もう、いいや
何もかもがどうでもいい、
どうせ、死ねないのなら
彼らにも、私の苦しみを味合わせてあげないと
あの抗争が、また再び幕を開けて欲しい…
彼らが異能と戦って、負けて欲しい。
それはもう叶うことがないのに、
inアジト(自室)
ドストに腕を掴まれた。
そう言うと、私が書いていた手紙を見せてきた。
in街中
数日後_
探偵社side
そこには、姫乃の無残な死体があった。
数時間後
スッ…
突如夜叉が現れた_
ガチャッ…
探偵社の扉が空いた。
そこには_
何時もの薄い水色の髪と瞳のあなたの下の名前ではなく、白い髪に赤い瞳のあなたの下の名前が居た。
そう言うと、夜叉は次々に探偵社員を切りつけた。
あなたの下の名前の体には異能力暴走による痣らしきものがついていた。
ザシュ…
あなたの下の名前が太宰にナイフを刺そうとする___が、
数日後_
in探偵社
ガチャッ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。