第5話

第4話
70
2021/08/12 07:00
案内人
案内人
まずお1人目のご様子が見れる場所に辿り着きましたよ。
_花満 夢子@はなみち ゆめこ_
花満 夢子はなみち ゆめこ
(誰だろう。)
案内人
案内人
水面を覗いてください。
水面を覗くと空を映し出してるはずなのに、何故か学校の様子が映し出されていた。

いつもの机
いつものみんな
でも私の机には花瓶が置かれていた。

ふと垣永さんが誰かに話しかけてるのを見た。
_垣永 愛鈴@かきなが まりん_
垣永 愛鈴かきなが まりん
「ねぇねぇ!」
モブ
モブ
「垣永さんなに〜?」
_垣永 愛鈴@かきなが まりん_
垣永 愛鈴かきなが まりん
「今日、シャーペン忘れちゃってさ、貸してくれない?あなたにしか頼めないことなの!」
モブ
モブ
「うんいいよ〜!しょうがないね〜‪w
いつもだから慣れてるけど‪w」
_垣永 愛鈴@かきなが まりん_
垣永 愛鈴かきなが まりん
「いつもごめんね!」
_花満 夢子@はなみち ゆめこ_
花満 夢子はなみち ゆめこ
"あなたにしか頼めないこと"かぁ……
案内人
案内人
この人は本当に残酷ですよね。
あなた以外にも頼めるのにあなたにしかと言って断れなくするなんて。
案内人は寄り添ってくれる。

けどその後の一言には疑問を抱いた。
案内人
案内人
どうです?
少しちょっかいをかけるぐらいなら、平気ですよ。
_花満 夢子@はなみち ゆめこ_
花満 夢子はなみち ゆめこ
どういう、こと……?
案内人
案内人
あなたはもうお亡くなりになっているのですから姿は見えませんし、シャーペンをこっちに持ってくる位なら出来ますよ。
確かにさっきの垣永さんの発言で少し信用は無くなった。けど
_花満 夢子@はなみち ゆめこ_
花満 夢子はなみち ゆめこ
私はやりたくないな。
垣永さんだって人にものをちょくちょく頼むのが多いけどそれ以外はとても素敵な人だし、助けてもらったこともあるからそのくらいで傷付けるのは良くないと思うんだ。
案内人
案内人
あなたは心が寛大な人ですね。
案内人
案内人
では次の人の所へ向かいましょう。
また案内人は舟を漕ぎ始めた。

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