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第51話

妖精
456
2023/05/16 08:57
You
You
...で? 何しに来た

あなたは殺気のこもったままの声で言う
王子(?)
王子(?)
...ッ
You
You
...もしかして
また前みたいなことしに来たか?
You
You
だったら___
王子(?)
王子(?)
ちょっ!ちょっと待て!!
You
You
.....
王子(?)
王子(?)
違う...今日はお前に渡す物がある
You
You
ハッ あれだけぞんざいに扱っておいて
いきなりプレゼントか.....笑えるな
「笑えるな」と言っておきながら
あなたは全く笑わずに言う
You
You
(大方おおかた、口止め料か何かだろうな...)
王子(?)
王子(?)
...
王子(?)
王子(?)
...これだ
王子と名乗る男は近くにある馬車に掛けてある
布をめくる


...そこには金貨が詰め込まれた袋が10袋と
その他 装飾品が多数置いてあった


You
You
(...すげぇ
まず、金貨なんて初めて見た...
それにこの装飾品...売り払えば
一生 らくして暮らせる...)
You
You
何のつもりだ?
王子(?)
王子(?)
お前に...渡す物だ
You
You
へー
You
You
ご苦労さま
You
You
じゃあね
王子(?)
王子(?)
まッ 待て!
これを渡すかわりに前のことを...
黙っていてほしい
You
You
(やっぱり)
You
You
前のこと?それって...
私にくだらねぇ理由で暴行を加えて
You
You
___しかも、
抵抗をしてない調査兵団の兵士長にまで
その非行を続けたこと?

あなたは“調査兵団の兵士長”を強調して言う


王子(?)
王子(?)
...ッ
You
You
...なのに
これだけで足りると思う?
王子(?)
王子(?)
わ...私の財産の半分だぞ?
王子(?)
王子(?)
(実際には5分の1にも満たないが...
まぁ、ドブを這いまわっていたような
奴には分からないだろうな...)
You
You
(...えっ?マジで?)



分かってなかった




You
You
...それじゃあ......家売れば?





そして、鬼畜だった

























You
You
リヴァイ~!
You
You
なんか、いっぱいお金もらった
リヴァイ
リヴァイ
...
リヴァイ
リヴァイ
お前、交渉得意じゃなかったよな?
You
You
...でも
最初の倍ぐらいの量もらったよー
You
You
じゃあ、アイツがバカなだけか
ハンジ
ハンジ
...それにしても、こんなに大金
何に使うの?
You
You
...調査兵団って
資金不足なんだろ?
You
You
次の壁外調査の資金として使えば?
ハンジ
ハンジ
え...あなた...
調査兵団のために...
You
You
違うよ
ハンジ
ハンジ
え?じゃあ...何のために?
You
You
リヴァ......いや、
何でもいいだろ!
You
You
___あ、でも
金貨6枚ぐらいは貰うね
そう言うとあなたは袋から金貨を6枚ほど取り出し
訓練場に向かって走って行く





タッタッタッタッ



You
You
(これ、ユミルに渡せば
貸し借りなしだよな...)
You
You
(ユミルだから変な遠慮とかも
しないだろうし...)
You
You
ハァ ハァ___うぐッ
急に後ろから誰かに抱きつかれる



____“誰か”はだいたい予想がつくが...
You
You
わざわざ走って追いかけて来て...
何か重要なことあった?
リヴァイ
リヴァイ
いや...

あなたの首筋に顔を埋める
You
You
うぅ...重いんですけど......
ハンジ
ハンジ
ハァ ハァ
急に走って行ったと思ったら...
You
You
ハンジ...ちょうどいいところに....
この筋肉のかたまりをどうにかして
くれ......用事あるし...重いし...
.................とても重い
ハンジ
ハンジ
...
ハンジ
ハンジ
私にはこれから用事があるから!
ハンジ
ハンジ
それじゃあ、また今度会おう!!
You
You
えっ!?
ハンジ
ハンジ
じゃあね!
そう言うとハンジは来た道を去っていく
You
You
...まじか
You
You
.....


あなたはそのままリヴァイを引きずりながら
前傾姿勢で歩き始める























You
You
ハァハァ...ッ...ユミル!
ユミル
ユミル
...え?
You
You
え?
ユミル
ユミル
ん?
You
You
ん?
ユミル
ユミル
...なんかとり憑かれてるよな?
You
You
あーこれは調査兵団に代々伝わる妖精で
強いけどめっちゃ口悪い
...さっき私にとり憑いた

ユミルが堪えられず吹き出し大声で笑う
リヴァイ
リヴァイ
おい
You
You
あ、起きてたんだ
リヴァイ
リヴァイ
...
ユミル
ユミル
...私にはいとしのクリスタがいるから
じゃあな
You
You
あっちょっと待って
あなたはポケットの中から金貨を取り出す
ユミル
ユミル
You
You
はいどーぞ
ギュッと握った拳をユミルに突き出す
ユミル
ユミル
...
You
You
いや、危険物じゃないから
そう言って金貨を放り投げる



___ユミルはそれを反射的にキャッチすると目を見開く
You
You
これで貸し借りなし
...クリスタと美味しいものでも食べな
ユミル
ユミル
あーあ、せっかく
貸しができたと思ったのによ
笑いながらそう言うとユミルは去っていった





You
You
...
リヴァイ
リヴァイ
...
リヴァイ
リヴァイ
そろそろ...か
You
You
...うん

リヴァイとあなたはそれぞれに背を向けて歩き始める






















__と、あなたが振り返る
You
You
またねー!妖精さーん!!
リヴァイ
リヴァイ
テメェ...
























F
F
お久しぶりです
約1年ぶりですね...
F
F
マジでごめんなさい
F
F
私自身、この小説読み直してみて
なんか...すごい恥ずかしくなりました
F
F
これからは前より少しでも文章力を上げられるように頑張ります!
F
F
どうぞこれからも私の成長過程を見守っていって下さい😁
F
F
今後ともよろしくお願いします!

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