振り向くとそこには…
レイがいた。
何も話したくない…、
俺はさっきのナイフを取り出した。
タッタッタッ!!
俺はレイを目がけて走った。
そして…
ザクリッ!!
ナイフで刺した。
狙いが外れて、肩に刺さった。
レイは肩を押さえながら立ち上がってその場を去った。
レイが去ると、俺は我に返った。
また…暴言吐いた…。
…嫌われてしまった。
こんな事をしたかった訳じゃなかったのに…
「ルメっ!何で…何で話しを聞いてくれないの!」
もう、取り返しのつかない事をした。
許して欲しい、だなんて思っていない。
けど、謝りたい…。
謝りたい…?
嫌われに行ったのは自分なのに?
味方に嫌われて当然のはず。
でも、放っておいたら後悔する気がする…
何だろう…。この感情は…前にも感じた事がある。
曖昧で…よく分からなかった。
けど…今、自分が何をしなければいけないかは分かった。
そうだ…。
あの時、レイが好かれてる時の思いも分かった。
納得がいく。
全部、繋がった。
そうとなれば自分のやるべき事は決まっている。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!