AK 視点
トントン 、と包丁の音がしては
キッチンから彼女の声が聞こえる。
何事かとキッチンに駆け寄ろうとするも、
それに気づいたのか
『 そこで座っててね 』
と釘を刺されてしまった 。
いくら 警戒していた人だとしても、
俺のために作ってくれているのは事実で、
まさか、こんな怪我をしながら作っているとは
思っていなかった 。
フライパンで炒める音がしては
『 あちっ 』 だとか 、
『 つめたっ、 』 だとか
また彼女の声が聞こえてきた。
普段から不器用なのか、
はたまた 今日だけ調子が悪いのか 。
何度もキッチンの方から
怪我をしていそうな音が聞こえては
心配になってくる 。
そんな俺の気持ちを汲み取ってか、
彼女は
『 ごめんね、もうすぐ出来るよ 』
と声をかけた 。
2度目の忠告 。
あまりに優しく言うもんだから、
思わず絆されてそのまま座ってしまった 。
数分後 。
そう言って目の前に出されたのは、
この前見たものと同じ見た目をした、
オムライス だった 。
いざ、実食 。
あまりの美味しさに
思わず声が漏れてしまった 。
でも、そのくらい美味しかった 。
どこか懐かしい味だった 。
ふと、彼女の方を見てみれば、
彼女は少し目を見開いたあと、
…天使のような、笑顔を向けた 。
それは、姉弟になってから初めての挨拶をした
ときのような、
" 偽物の笑顔 " じゃなくて 、
心の底から笑っているような、
そんな笑顔だった 。
あなたちゃんどうしたのでしょうかねぇ…
次で多分更新最後‼️‼️‼️
次更新終わったら夏休みまで待っていただけると…✋🏻✋🏻✨️
詳しいことは次回話します‼️‼️
また次回‼️‼️👋🏻











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!