朝。
目が覚めたと同時に、トレイさんの事が頭に浮かぶ。
朝支度をしている時も。
フロイドと話している時も。
授業を受けている時も。
寮で仕事をしている時でさえも。
ずっと考えてしまう。
目の前を彼が通り過ぎる。
きっと会議に向かっているのだろう。
彼も同じ副寮長を務めていますし。
ついて行けばいずれ会議をする場所へ着くかも知れません!
気づかれないようにしましょう……
ん……?目の前に誰か居まs…………
恥ずかしくて思わず嘘をついてしまう。
トレイさん……意外と鈍感ですね……?
…………………………
この会議が終わった後……
もうすぐですね…………。
こんなに緊張しているのはおかしいですよね。
ただお茶会をするだけなのですから…
でも僕にとっては大事な予定なんです。
だって、好きな人と居られるんですから。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!