第2話

マレフィックスからの贈り物(1)
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2025/08/13 07:48 更新
開晴空満音
開晴空満音
お兄ちゃん空を見る時間だよ!
開晴空満音
開晴空満音
早く行こー
開晴新
開晴新
ちょっと待てお前はなにもしてないんだからちょっと待て。
開晴新
開晴新
そもそも行きたいのは空満音だろ、天体観測機も空観察日記も星図鑑も全部ぜーんぶ僕や愛理に押しつけて。
開晴新
開晴新
一体いつになったら自分で準備して行くようになるのか。
開晴新
開晴新
将来が心配でしか無い
開晴空満音
開晴空満音
心配しないでいいよ!
開晴空満音
開晴空満音
けど1つ勘違いしてるよ。僕は天体観測機も空観察日記もお兄ちゃん達に押しつけて無いよ。だって
僕「やって」って言ってないもん。
開晴新
開晴新
はあー
夕石愛理
夕石愛理
はいはい、言い合いはもうやめて早く行くよー
開晴新
開晴新
別に言い合いしてない
夕石愛理
夕石愛理
つべこべ言わないで早く行くよ。
空を見る時間が過ぎちゃうから
ドアが「カチャ」と閉まる音が聞こえた。
夕石愛理
夕石愛理
ほら
もう空満音行っちゃったじゃん。
夕石愛理
夕石愛理
なにしてんのお兄ちゃんのくせに。
つったって無いで早く行くよ
開晴新
開晴新
えっ、これ俺のせい!?
星台中央公園せいだいちゅうおうこうえんについた
日の入り
空満音は太陽観察日記を空観測用かばんから取り出し、尖った鉛筆で今の太陽の情報を全て書き出した。
愛理は空満音の背中と空を見ながらある1つの写真を見つめ目に涙に浮かべていた。

1時間後
開晴新
開晴新
そろそろ行くか
開晴空満音
開晴空満音
うん
開晴空満音
開晴空満音
書き終わったからいーよー
夕石愛理
夕石愛理
じゃあ行きましょうか
愛理のハンカチには、まだかすかに涙が滲んでいた。
事務所についた
「ピーンポーン」
インターホンがなる。
開晴新
開晴新
はーい
開晴空満音
開晴空満音
なになに?
開晴空満音
開晴空満音
依頼!
ドアが開いた
佐喜 日陽
佐喜 日陽
ハアハア
開晴空満音
開晴空満音
なーんだ
日陽かー
開晴空満音
開晴空満音
今日は所依頼ないから遊んであげても…
佐喜 日陽
佐喜 日陽
大変だ!!!!
佐喜 日陽
佐喜 日陽
助けてくれ
開晴新
開晴新
どうしたんだ
夕石愛理
夕石愛理
一旦落ち着こう
夕石愛理
夕石愛理
なにがあったの
日陽は目に涙を浮かべていた。
佐喜 日陽
佐喜 日陽
日月と母さんが、日月と母さんが刺された。
開晴空満音
開晴空満音
!!
空満音は目つきを変えた
佐喜 日陽
佐喜 日陽
とにかく来て!
佐喜家
佐喜 日陽
佐喜 日陽
日月来たぞ大丈夫か!
佐喜 日陽
佐喜 日陽
母さんも、大丈夫か!
日陽のお母さんはもう手遅れだった。
日陽は目に大粒の涙が出て溢れていた。
佐喜 日陽
佐喜 日陽
母さん
日陽はどこか安心しているような、でもどこか悲しい寂しいような声で言った。
夕石愛理
夕石愛理
開晴新
開晴新
日陽くんとりあえず救急車を…
佐喜 日陽
佐喜 日陽
日月は!
佐喜 日陽
佐喜 日陽
まだ生きてる
佐喜 日月
佐喜 日月
にいちゃん、ごめ…
佐喜 日陽
佐喜 日陽
日月大丈夫だ。にいちゃんがなんとかしてやる。もう少し頑張ってくれ
開晴空満音
開晴空満音
お兄ちゃん早く救急車呼んで
開晴空満音
開晴空満音
愛理は出血したところを押さえて
空満音はかなり焦っていた。
今までもう手遅れだったことが多かったが、今回は死の間際を彷徨っている命が目の前にあったからだ。
救いたい、救わないといけない、そう思ったのだろう
佐喜 日月
佐喜 日月
やめ…
記録者達は空満音の言われた通りに行動した。
5分後
救急車が来た
佐喜 日陽
佐喜 日陽
日月は、日月は、大丈夫ですか?助かりますか?
医夢良 朝陽
医夢良 朝陽
日陽くん落ち着いてこれから検査するから
開晴空満音
開晴空満音
日陽
空満音は心配そうに言った
治療を終えた
医夢良 朝陽
医夢良 朝陽
今は安定しています。
佐喜 日陽
佐喜 日陽
良かった
日陽は肩をおろした
医夢良 朝陽
医夢良 朝陽
ですが、精神的に…
開晴新
開晴新
詳しく言うと、どのような状況ですか?
医夢良 朝陽
医夢良 朝陽
かなり精神的に不安定で、なぜかわかりませんが日月くんは日陽くん会いたくない言っていて
佐喜 日陽
佐喜 日陽
えっ!
佐喜 日陽
佐喜 日陽
日月なんで…
夕石愛理
夕石愛理
開晴空満音
開晴空満音
日陽ちょっといい?
空満音は日陽を連れて個室に向かった。
夕石愛理
夕石愛理
私たちも行こうか。
空満音だけじゃ不安だし
開晴新
開晴新
…うん
個室に到着した
佐喜 日陽
佐喜 日陽
日…月
日陽は日月から「会いたくない」と言われたのが相当傷ついたのだろう。
開晴空満音
開晴空満音
さすがに空満音でも分かっただろう。いまは、話しかけてはいけないと
日陽の握っている小さなキーホルダーから緑レベル2の色と青レベル2の色見えていた。つまり今の日陽の感情は「絶望」。あと、微かに黄色のレベル2つまり「喜び」の感情が見える。とても不思議だ。
10分がたった。
空満音はもうそろそろ話しかけてみることにした。
開晴空満音
開晴空満音
日陽
開晴空満音
開晴空満音
家でなにがあったの?
佐喜 日陽
佐喜 日陽
僕が、友達と遊んで帰ったら…母さんが刺されてて…隣の青羽さん…呼ぼうとしt…いなくて、
帰ったら…日月が刺されてた
夕石愛理
夕石愛理
お母さんのほうが早く被害にあったって言うことかな?
日陽は首を横に振った。
開晴新
開晴新
日月くんの方が先に被害を受けたって言うことか
佐喜 日陽
佐喜 日陽
う、うん
開晴新
開晴新
日月くんはいつ被害にあったの?
佐喜 日陽
佐喜 日陽
開晴空満音
開晴空満音
じゃあ、日月は誰に被害を受けたのかな
空満音が問いかけた瞬間、日陽の握っていたキーホルダーから緑レベル1つまり、「不安」の感情が見えた。
開晴空満音
開晴空満音
お母さんかな?
すると、緑のレベル1から緑のレベル3に変わった。
つまり、不安から恐怖に変わった。より強い感情に変わった。
開晴空満音
開晴空満音
ビンゴかな
そう言うと、空満音は日月の方へ戻って行った。
日陽は別室で待ってもらっている。
空満音は日月の周りをぐるぐる回った。
開晴空満音
開晴空満音
星はそろったかな
開晴空満音
開晴空満音
そろそろ、星繋ぎの時間だね

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