第54話

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2024/01/28 12:07























 
wn
wn
      家何処      ..      ?      












  “ 送るって言ったはいいけど “

  “ 家知らなかった .. “

  そう呟く先輩に簡単に道を説明して

  安全運転で家の前まで送って貰った .














(なまえ)
あなた
      本当に有難う御座いました      ..      
(なまえ)
あなた
      いつか必ずお礼するので      !!      
wn
wn
      良いよそんなの      ㅎ      













  “ これくらいさせて ? “

  良いでしょ ? とでも言いたげな表情で

  簡単に拒否出来ないその仕草に

  私はあっさりと負けてしまって ,












wn
wn
      ね     ,      家督開いてよ      
(なまえ)
あなた
      へ      ?      
wn
wn
      ほら      ,      早く      










  急にそんな事を言い始める先輩 .

  勢いに押されて家督を開くと

  先輩がそれを取って何かを入力する .












wn
wn
      連絡先聞いてなかった      
wn
wn
      ..      困った事があったらこれで俺の事呼んで      ?     












  “ じゃあまた明日 “

  そう言って車に乗って去って行く .

  終始何が起こったか分からなくて ,

  玄関前に突っ立ったまま

  状況を理解するのに時間が掛かる .





  公私を完全に分ける先輩が

  私のスマホに連絡先を入れるなんて

  考えられなかったから .











(なまえ)
あなた
      ..      仕事だからだよ      !?      













  変な事考えるな私 ..

  そう自分に言い聞かせて家に入る .

  ご飯を食べるには遅すぎる時間だったから

  そのままシャワーを浴びて寝る支度を終える .












(なまえ)
あなた
      ..      ?      













  寝ようとベッドに入った時 ,

  スマホから着信を知らせる音 .









  「 お疲れ様 」

  「 明日さ 」

  「 迎えに行ってもいい ? 」

  「 お節介なの分かってるけど 」










  可愛い猫のアイコンと共に

  何個もの吹き出しが連ねてあった .













  「      お願いします      」

  可愛いなぁ ..

  そんな事を考えていたら

  何となくで返してしまったその返事 .





  数十秒後に既読がついて ,

  「 潔くて宜しい ㅎ 」

  なんて送られて来て .











  
(なまえ)
あなた
      わぁ      ..      
(なまえ)
あなた
      あの先輩と家督で話してる      ..      













  口に出すとより恥ずかしさが増して

  明日も早いから寝なきゃ ..

  そう自分に言い聞かせて深く布団を被った .














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