第2話

❁¨̮(2)
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2019/09/02 08:38 更新






ローファーの音をなるべく立てないように








細やかに自席へ向かう。







机の上に置かれていた、数学の小テスト












「4点____」










まるでこれが私の存在価値のような気がして












ぐしゃ、っと引き出しの中へ突っ込んだ











空はくすんで、光が届かないから










懸命に咲くことを忘れてしまった









あの花のように私はため息をついた。










秒針の音が耳に響く。







教師の足音が予感する。









私は席を立って走った。









イナイ、イナイ、イナイ____










誰もイナイところへ。









____________






居心地の悪い教室から逃げるのが







私の常であった。






目の前には立て付けの悪いドア。







ドアノブを右に回すと








ぎぃ、っと不快な音が聞こえた。








一歩踏み出すと、









そこにあったのは









「空虚」









そう。






ただ、広い空しかなかった。











唯一の逃げ道。










屋上から始まった____.

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