桜side
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あのあと、明美は私の元彼の話に迫ることはなくたわいのない話をしていた。なんだかそれが明美らしくてほっとした
正直な気持ちを今の私の気持ちを明美に言った。昔の私じゃこんな事ないし素直じゃない人間だったから、今の私は成長してるんだと思う
そっか、そーいうことか。
結衣ちゃんは玲於が昔から好きででも私が彼女になって、でもなんで玲於が結衣ちゃんのことを好きになったの、だって玲於は幼なじみがいるなんて言わなかったし嘘もついたこともない
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お昼ご飯の時間、結衣ちゃんはあのまま教室に現れなくてお昼ご飯の時間になってもどこかに行ったきりだった
って愚痴愚痴言いながらも明美は先生に言われた通りクラスの子達のノートを集めていた
クラスメイト何十人分のノートを持って重いはずなのにダッシュで走って職員室に向かった明美
いつの間にか現れた結衣ちゃんが私のことを呼んだ。いきなりなんのようなの、
表面上では笑ってた、でも結衣ちゃんの目は笑ってなかった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!