第6話

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2024/03/30 10:56







数日後




あなた


誰もいない山の中で時透さんを待って、夜明けに時透さんと会う。夜が明けたら時透さんと別れて、また時透さんを待つ、そんな生活。

時透無一郎
あなた
…時透さん


ギュッ…((抱


時透無一郎
誰にもばれてない?
あなた
うん…
時透無一郎
あなた
時透さん…寂しかった…
時透無一郎
寂しかったの?
あなた
うん

暗いところで時透さんのことを待つ生活は、今までと変わらないのだけど、時透さんと一緒にいる時間が少し減ったのが寂しい。


時透無一郎
…逃げないで待っててくれてるんだね
あなた
 

逃げるもなにも、私には時透さんしかいないのに…



時透さんは私がいなくても生きていける。時透さんは鬼殺隊の柱で、強くて優しい人だから、女の人を見つけようと思えばすぐ出来る。
でも時透さんがいなきゃ私本当に生きていけない…



時透無一郎
…これあげる
あなた
…?


時透さんが私に髪飾りをくれた。彼岸花の絵が描いてあって綺麗だった。

あなた
…可愛い
あなた
…私に、、くれるんですか…?
時透無一郎
うん
あなた
ありがとうございます!大切にします


その日はこれで時透さんと別れた。寂しいけど、仕方ない…
いつかまた一緒に暮らせるはずだから…

















--数日後--


あなた


この日も時透さんを待っていた。



だけど時透さんじゃない誰かの足音がこっちに近づいてきた。




怖い…



不死川実弥
あなた
ひゃッ…やめ、、


刀を持ってこっちを見ていた。


誰?鬼殺隊?

不死川実弥
何だァお前
不死川実弥
鬼の気配がすると思ったらやっぱりいたぜ
あなた
…ぁ、、ッッ…いや、、殺さ


この人、、稀血なんだ…


特に強い


頭がふわふわする


不死川実弥
…風の呼吸、参ノ型、晴嵐風樹!
あなた
…ッッ
時透無一郎
霞の呼吸、陸ノ型、月の霞消




ガシャ…



激しい音を立てて、刀と刀がぶつかった。


時透さん…助けてくれたんだ。


不死川実弥
?!…時透ォ、、お前












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