第32話

26話
5,204
2019/12/25 02:24
莉犬side







体育祭まで、

あと少し




体育授業でも、

リレーがあり、


俺の毎日は

絶望を感じていた





『はぁ……はぁ…………うぅ……』

溜雨『頑張れ、莉犬!!』


熱い太陽の下

クラス対抗リレーの練習

を行っている



赤いバトンを持って

溜雨くんに向かって走る


『…………はいっ……!』



溜雨『…………っ!』

バトンを溜雨くんに渡し、

物凄い速さで走っている



『つ、疲れたぁ……』

走り終わった人達の列の後ろにつく



モブ男『学級長……おつかれ‪w』

『……つかれた…………』



溜雨『……ふぅ……』

俺の後ろにつく溜雨くん

『さすが溜雨くんだね……』

あまり、疲れてなさそうな溜雨くん

疲れてぐったりしている俺を見て、


溜雨『莉犬の分も僕が頑張りますから……安心して走ってくださいね?』

と言う

優しいな……


『ありがとう……』





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『ゴクリ…………』

教室で、水筒の中のお茶をガブ飲みする


『…………ぷはぁ…………生き返ったぁ……』

溜雨『水分補給しないと、倒れちゃいますからね』

そう言うと、溜雨くんも、水筒を飲んでいる


溜雨『莉犬…………あれ、』

溜雨くんが、扉を指さしている


『……あれ?』

指さした方には、


里美『……よっ!』

里美くんが立っていた

まぁ、

イケメンでモテモテなため

周りには

多くの女が、いるけど……


そんな人達を通り抜けてきた里美くん

『どうしたの?』


里美『校庭で、倒れそうだったから、心配で』

『俺は、そんな弱くないもん』


里美『でも、元気そうで良かったな』


『あっそ……/////』



心配して、駆けつけてくれた里美くん

里美くんを独り占めしているみたいで


嬉しい



『ありがと……』

里美『…………ん』

ナデナデ



頭を撫でてくる里美くん




撫でた部分が

とても熱くて



顔まで熱くなるのを感じた




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mano
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