ズォッ___
魔力が急激に跳ね上がったワースは、高等魔法であるセコンズを発動させる。
”価値のある人間に”
”オレは価値のある人間.....”
泥の魔法によって作られた怪物がランスに襲いかかる___
もうずっと走り続けている。
ランスの身に何かあったら___
あなたの下の名前は、ランス達に自分の存在がバレないように物陰からこっそり見ておくことにした。
...友達想いの子に育ってくれて嬉しいよ私は。
↑急な姉目線
これが...
”与えられた才能の違い”
私とランスじゃ、確かに与えられた才能の量は
天と地程にかけ離れている。
私は今まで才能で全てが決まると思っていた
努力をしても結果は着いてこず、認めてくれる人も居なかったからだ
ギギ...ビキビキ
でも今は.....
私の大切な兄弟が私と本当の家族同様に接してくれたから
こんな私にも優してくれる友達も居ると気付けたから
ゴゴゴ.....ビキ...ビキビキ
一緒に過ごしていくうちに
弟だって本当は優しいことに気付けたから___
ドパアァ
私、自分を嫌うのはやめようと思う。
オレは...
価値のない.....
トッ
あの先輩は、私と似ているな
才能や立場で価値が決まる.....
私がずっと縛られている価値観
ランスは、それが違うと言ってくれるの......?
”姉の分まで”
一瞬、時が止まったような感じがした。
謝りたいって.....前に言ってたことと関係あるの.....?
もし
もしランスの言ってる事が
本心だったとしたら...
話しても、良い.....のかも
ガタッ!
考え事をしていたせいでボーッとしており、近くの棚にふつかってしまった
危険視したランスは杖を構えた。
”友達”としてでは無く
”姉”として___。
私は、エイムズ家としての仮面である
魔法で染めた金髪を
魔法を解き、青髪の”クラウン家”での姿でランスの前に出た


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!