ころんがいじめられ始めたのは、俺が原因だった。
当時の俺はいわゆる陰キャで、友達も当然いなかった。
女子からは「キモい」とか色々言われたけど気にしないことにしていた。
でもそんなある日、ころんが転校してきた。
運がいいのか悪いのか、俺がころんの校内案内役を頼まれた。
それから仲良くなって。
あいつ、あんなキモオタと仲良くするんだー、
クラスメイトのいじめっ子に言われたのがきっかけで
ころんはどんどん傷ついて。
明日さえも見失ってしまうような。
そんな状態になった。
そこからはころんが堕ちるまであっという間だった。
そして、この時の罪悪感が気持ち悪いほどに俺を追い詰めていく。
なあ、なんで死にたい俺は今日も生きていて
ころんは明日を見失ったんだよ…
そんなことがあったからか、るぅとをころんを重ねてしまうようになった。
まさか、あいつがまだいじめをしているとは…
まあ、人はそう簡単に変わらないってことか。
莉犬はもういないんだ。
その事実は変えられない。
そんなことはわかっている。
…なのに。
もうどうしようもないくらい悲しいのは…。
やっぱりまだ受け止めきれてないからだろう。
…人はいつか死ぬんだから。
そう、そうだよ。
僕はそう、自分に言い聞かせた。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。