01.手当の合間は
02.ぼくのもーにんぐるーてぃん
03.輝くネオンの町
視点 囚人番号01101.手当の合間は
頭がずきずき…痛む?ような気がするお昼。
ぼくはシドウさんのお部屋の前で待っています。隣にはイツキさん、とアヅキさん。包帯を巻いていたりして痛そうです。
確かに、風汰くんはこれからどうするんでしょうか。またぼくとお話してるれる…んですかね。分かりません。考えることは苦手なので…。
顰めっ面のアヅキさんがそう答えると、しーんとしてしまいました。
…こ、こう言う時はなにか話した方が良いのかな…?
そう言っているイツキさんは僕の方を向いていました。
ぼくは…どうしたいんだろう…。
そうぼくが言うと、イツキさんは「そっか。」と言うだけで黙ってしまいました。
アヅキさんはずっと黙っていて…少し、気まづい?ような気もします。
イツキさんにアヅキさん…何を考えているのかよく分からない人。なんだか安心できない…ような気がしなくもない?そんなことを考えながらシドウさんのお部屋に入るのでした。
視点 無し02.ぼくのもーにんぐるーてぃん
朝日がチラつく頃。家の外に居るユラは痛みがする腰をあげ目を覚ます。家の中からは父親が仕事の準備をする物音が微かに聞こえる。
汚れがついた服からフータに貰った服に着替える。いつの間にか父親は仕事に出ており、もう今日は自宅に入ることはできないだろう。
フラフラする足取りで公園まで歩いていく。やっとの思いで公園まで着くと、時刻は朝の7:00。
それと同時に綺麗な橙色をした髪の毛がふとチラつく。
そうフータが言い、おにぎりと麦茶をユラに手渡す。
ユラはきょとんとした顔をし、「ありがとうございます。」とたじろぎながら言う。どうやらユラは「情け」の意味が分からないもよう。
そう言いながらおにぎりを頬張る。
そう言うとフータは公園から去っていく。
ユラはフータと会えたことが嬉しいのか、少し頬を緩ませベンチに座る。
―――こうして、ユラの朝は終わるのだった。
視点 無し03.輝くネオンの町
キラキラと輝くネオンの光。
ユラの手を握る少し大きな手。
人で溢れかえる町。
ユラの手を握る手―――父親は何も言わずにスタスタと歩いていく。
しばらく歩くと、そこはネオンの光で照らされている店だった。
カランカラン、とベルの音を鳴らしながら父親はユラの手を引き店の中へ入っていったのだった。
皆様お久しぶりです、すーぱーあるてぃめっとです。
ゆるぐらむ…2審では謎部分の補完などでシリアスが多くなると思います。その代わりに短くなったり長くなったりと文字数の変化がかなり上下しますが…。
そして総合閲覧数が1400を超えていました。嬉しい限りです!これからもゆるく頑張っていきますので、完結までよろしくお願い致します。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。