頑張って千文字。これも文字稼ぎ。コスイ!!
読んでくれてる人増えてくれて嬉しい。
感謝です。では本編↓
そもそも弟が死んだのは尾形百之助のせいだと思う。
理由は聞かずとも解るはずだ。
殺す予定だったが殺さなくてもよくなった弟が尾形の証明のために殺される。
完全に尾形をどうにかしないと弟は死んでしまう。
ただ、
尾形百之助が死ぬ
これは簡単なことではないらしい。
と、自ら考えたくせに私は早々に諦めかけていた。いやしようがないだろ!
こんなんわかんないよ…!
でも有効なのはこれぐらいしか思い付かない。
さてどうするか。
そもそも尾形が死ぬのは終盤も終盤、原作通りに進んでいくとなかなかあいつは死なない。
そして、もし死ぬなら遅くても日露戦争が始まる前がいい。
理由は二つ、
行った後だと私が関われることがぐんと下がるからだ。
それと戦争後だと勇作は死んでしまうので論外ということ。
さて、どう死なせるか。
病人である私にできることは少ない。
そして、
誰かがと言ったって、私がやるしかないのだが。
しかし…先程も上げたが私は病人だ。非力だから直接は殺せない。
そこでパッと思い付く。
心中と見せかけて母子もろとも殺せばよいのでは?
元々母の方は、死ぬ予定だったし。
狭い村でも有名なはずだ。
そして厄介がっているはず。
好奇心旺盛な若者が母親の方をーーした後に殺してくれたり……。
なーんて。
うーん…
でも、もしかしたらもう母の方は死んでしまっているのでは?
漫画で見た殺鼠剤を仕込んで虚無顔をしていた尾形は結構幼かった気がする。
ぶっちゃけ今の勇作くらいだったな。
じゃあダメか~~
起き上がっていた体をぐでーんとベッドに任せる。
はぁ~
やはり壁にぶち当たる。
こういう時は現実逃避に限る!!
近くにあった書棚から本を一冊取り出しペラペラとめくる。
うーん……
字が多い!!!
旧字も多い!!
だめだぁ~~
もう何もかもできる気がしない。
やる気が起きない。
こういう時は朝の自分に任せよう!!
勇作が死んでしまうのもまだまだ先だしね!!
とりあえず尾形を殺す方向で行こう!
思い切り寝床に飛び込んで眠る。
知らん女がこちらをみている。
俺はこんな奴にあったことはないが、どこのどいつだろう。
そこで気づく。
いや、見下ろされている。
顔はもやがかかっているようで見えないのに、何故か、じっ…と、微笑みながら、見下ろされている気がして堪らなく不気味に感じた。
うっすらと寒気がしてきた。
ここはどこだ。
目が霞んでいるように感じる。
まるで夢の中のようだ。
冷や汗が出ていて気持ち悪い。身体中がぬるぬるしていて……
手で顔をぬぐうと汗ではない、べとりとしたものが付着した。
これは……血…か?
もしかしたら1分にも満たないかもしれないが俺にとっては永遠に近い時間。
つまり、ずいぶんたった頃。
女は微笑みながら俺に告げる
笑みは崩さずに
ただ淡々と、
なんといっている……?
意味がわからない
………なぜ?
その瞬間ほほえみみがくずれる。
ぽつぽつとちいさくあめが降ってきたようだ。
おんなはふるえるこえでおれの名をよんだ。
おれはねむくなってきて、さいごにみたのは
くちびるをくいしばる
しらん……おんなのかお
暗転
そして光が降ってくる。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!