第4話

26
2026/01/23 10:41 更新













あなた
⋯⋯いいんです。私はもう、羽根を失くした
折れたんじゃなくて、自分で捨てたの
あなた
私が不幸でいることで、世界のバランスが保たれるなら、それが私の運命さだめだから

守沢 千秋
守沢 千秋
運命だと?笑わせるな!







千秋が立ち上がり、あなたの下の名前の前に立ちはだかる


逆行で彼の顔は見えないが、


その全身から触れる熱量だけがあなたの下の名前を打った







守沢 千秋
守沢 千秋
その前に羽根が散っていたことも、おまえが自分を呪っていることも、俺には関係ない!
羽根がないなら、俺が、俺”たち”がおまえの背中を押す風になればいい。
守沢 千秋
守沢 千秋
はじめよう、あなたの下の名前。そして終わらせよう。
おまえを縛るそのくだらない『天命』を、今ここで俺がぶち壊してやる!







千秋の大きな手のひらが、あなたの下の名前の前に差し出される


太陽のような、火傷しそうなほど熱を持った手






守沢 千秋
守沢 千秋
何度目だっていい。ここで散っても、俺がそばにいる。
だからあなたの下の名前、俺を、ヒーローを信じてみろ!











だが、あなたの下の名前はその手を見つめたまま、悲しそうに目を伏せた


























あなた
⋯⋯千秋さんは、眩しすぎるよ

プリ小説オーディオドラマ