前の話
一覧へ
次の話

第35話

🕊️
752
2025/02/25 08:15 更新
あなたの下の名前 side

実は私は知っていた_______
母さんはお前のせいで死んだんだよ!!
お母さんが事故にあったのは、たまたまなんかじゃないって事に.......。
私がまだ小学校に入ったばかりの頃だった。
昔から私の家は暗くて狭くて汚い部屋だったため友達からは私の家事情を知るとすぐに離れていった。

でもそんなある日、学校から家に帰ってきた時に私の家からは聞いた事のないパパとママ声聞こえた。
実の母
ごめんなさい.....ッ...ごめんなさい!!
うるっせぇよ....お前があんな事しなければこんな事にならなかったんだよ!!
ママの怯えた"ごめんなさい"と
パパの起こった"うるせぇ"の怒鳴り声。


ガチャ
あなた
.......
"ただいま"と言わず無言で声のする方へ歩いていく。

すると..........
あなた
ッ....!
私が見たのは口から血を垂らしながら泣きながら横たわっているママと、怒鳴りながらママを殴っているパパだった。
私はこの時初めてパパが"こんな人なんだ"と知ってしまった。
次やったら殺すぞ!!
"殺す"
パパのその言葉とパパの行動が怖くて、私は家から飛び出し近くの公園に逃げた。

















あなた
......ただいま
帰らないと"ママみたいに怒られるかもしれない"という変な恐怖で渋々と家に帰ることにした。
実の母
ッ...おかえり!
ママは私が帰ってくると、私が見たあの光景が嘘のように何も無かったかのように接してくれた.....きっとあの傷はバレないように化粧で隠しているんだろう。


あれから学校から帰ってくると何度もあの光景を目にするようになった。
私はその度に今の家が怖くてしょうがなかった.....その怖さに負け、ママが殴られているのも見て見ぬふりをして逃げていた。
今まで何ともなかったのに.......一緒にそばに居てくれたのに。

でも私がそれを目撃してから、約半年が経った頃。
あなた
ッ.....




























































私が学校から家に帰る途中で倒れている母を目撃し、数分経ったところで

"お母さんは交通事故で亡くなった"
そう医者に告げられた。

プリ小説オーディオドラマ