ハンソリとスングァニは、初めて見るたくましい兄の顔をしていた
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ウォヌside
それからスケジュールが終わり、早急に宿舎へ移る準備を始める
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荷物を全て積み込み、高層マンションに到着する
二重ロックのかかった入り口を通過し、エレベーターに乗り込んで13階のボタンを押す
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ハニヒョンたちの住む部屋の扉を開けると、すでに半分が揃っていた
チャナも既に到着していて、ハンソリと楽しそうに会話している
ジョンハニヒョンがそう言ってから、数分もしないうちに続々と入ってきて、すぐに全員が揃った
それぞれ大きな荷物を持って部屋へと移動していった
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チャンside
宿舎に荷物をおろして、部屋着に着替える
やっぱり気持ちが落ち着かない
いくらヒョンたちが気にしていないとはいえ、あの日のことは僕の中で強く根付いている
簡単に気持ちを切り替えられやしない
To be continued…→
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。