医者「瞬間記憶能力...とっても珍しい症状ですね…」
fk「瞬間記憶能力...?」
医者「えぇ。
瞬間記憶能力とは、見たものを写真のように鮮明に記憶し、
後から細部まで正確に思い出せる能力の事です。」
俺の拾った子、あなたの下の名前を病院に連れてった。
もしなにか病気でもあったら
大変だと思ったから。
そしたら、瞬間記憶能力ってのを持ってるらしい。
あなたの下の名前は、
母親の体内にいた時のことも、
母親に捨てられた時のことも
鮮明に覚えているのだという。
俺は、しょーじき信じられなかった。
こんな子がこの世に、俺の目の前で
ニコニコしながら照と遊んでいることが
ほんっとうに信じがたかった。
この能力は、諸説ありで、
およそ数万人に1人らしい。
その、奇跡のような子が俺の前に降りてきてくれた。
医者からは、
医者「母親のことは、こちらから連絡しておきますので、
深澤さんは、あなたの下の名前ちゃんの
親代わりをしてあげてください。」
と言われた。
俺が親なんてできるのだろうか、
アイドルで、毎日のように駆け込む仕事の依頼。
めめなんかはカナダで撮影中で、
翔太も舞台中。
そんな波に乗りまくっている
SnowManが、こんな時期に
親なんて真っ当にできるのかと思ってしまった。
だけど、よく考えたら、母さんとかも、
毎日仕事に行って、家事やって、
俺たちの世話までしてくれてた。
じゃあ俺ができないわけないじゃん。
やりきらなきゃ。この子の心の恐怖が無くなるまで。
俺が、守らなきゃ。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。