カランカラン
やあ、今日はやけに張り切っているようで少し入るのを躊躇ったよ
ほう...興味深いね
どんな子達なんだい?
ふふ、分かったよ
いいのかい?
それなら...珈琲を頼むよ
...にしても最初に比べどんどん人が増えてきたな...
いつか人気になりすぎて行列でも出来てしまいそうだ
...そうなると少し残念だな
リスト君の作る珈琲が独り占めできなくなってしまう
おや、今はエル君かな?
久しぶりだね
最近メス君はどんな感じかな?
あぁ、最近はどうだい?
そうか、それなら良かった
君も新しい子達を待ってるのか?
そうか...3人も...
ん?
新しい3人
男の子と女の子、真ん中の子も来るって
聞いてるよ
3人来る上に男の子と女の子と真ん中一人ずつか...
ははっ、更に賑やかになるなぁ
カランカラン
初めまして、私はよくここに来るおじさんだよ
私のことはおじさんでもおじさまでもなんとでも呼んでくれ
今回もなかなか元気な子達だね
おや...もうこんな時間だ...すまないね
君たちと会えたのに...
ふふ、確かにそうだね
では私は仕事に行くね
行ってきます
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!