私は今日から高校生。あれから10年もたった。弥衣斗くんとは連絡はとってない。
轟結凛(とどろきゆりん)。中学生からの私の友達で、弥衣斗くんのことは知っている。
結凛は何を言いかけたんだろう。気になるけど私は妄想にふけりながら、先生の話を聴き始めた。
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振り返れば席が結凛と同じく、近かった徳野仁だった。
それを見ていた結凛は何を察したのかは分からないが、ニヤついていた。
結凛は手をパタパタさせて、教室の中に戻っていった。
私は仁を軽く睨みつけ、教室の中に戻ろうとした。
私は入学早々めんどくさいやつと絡んじゃったなーと思いつつ、入学式の一日が幕を閉じようとした。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!