メリーゴーランドは、思った以上に大きくて、
びっくりした。
みんなひとりひとり自分の乗り物を決めた。
うりは、自分のお気に入りの馬を見つけて
それに乗った。
シヴァとなおきりは
左右の馬にのった。
遊んでるハゲーず達を
ゆあんくんが唆す。
とあちゃんは、
じゃっぴの隣に乗った。
2人が話しているのが、
見ていられなくて、
バックの中を漁るふりをして、
目を逸らした。
そんなこんなしているうちに、
メリーゴーランドが動き始めた。
待っている人は、
みんなカメラを構える。
なおにいが、カメラに向けて手を振る。
ゆあんは、じゃぱぱの後ろで呟いた。
撮影しているたっつんが、
みんなに呼びかけた。
きっとわちゃわちゃしすぎて顔が見えなかったのだろう。
みんなが、ぎゃーぎゃーしていると、
あっという間に終わった。
もふくんは、みんなの様子にずっと笑っていた。
とあちゃんが、ずっと馬に乗っていた。
登るのは簡単にできたけれど、
降りるのは、すこし怖いようだった。
えとさんが向かっていると、
とあちゃんのよこに、
とある影が見えた。
じゃっぴが、とあちゃんに手を差し出していた。
やっはり、
メリーゴーランド、無理って言っておけばよかったかな。
たっつんは、自分の隣に立って、
背中を叩いた。
その時の自分は、
複雑な感情に、包まれていた。


























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。