そうやって 騒いでいる 桜 は 肩 を ちょんちょん と
触られ 、 そちら へ 視線 を 向ける
視線 を 向けた すぐ そこ に 白羽 の 顔 が あり
数cm で くっついて しまう程 の 距離 だった
( 目線 は 机 で 合わせたらしい ( )
にやにや しながら 桜 を 突く 仕草 を する 白羽 を
指しながら 楡井 へ 講義 する 桜
怖い 顔 で 桜 に 近づき 、 手 を あげる 蘇芳
桜 も それ に 気付き 、 直様 構え を とる
そういって 満面 の 笑み で 何度も 桜 の 背中 を
叩く 蘇芳 と その 言葉 に 目 を 輝かせた 白羽
蘇芳 の 言葉 に ぞろぞろ と クラスメイト達 は
桜 の 周り を 囲んでくる
それぞれ が 桜 を 褒めながら 、 顔 を 見る様 に
桜 へ 距離 を つめていく
桜 を 見る 白羽 の 目 は 少し 寂しそう に 感じた が
蘇芳 は わざ と 見て見ぬ ふり を した
その 一言 で さっきまで の 明るい 雰囲気 が
一気 に 静まり 返って しまった
両腕 を 大きく 振り 、 冷や汗 を 出しながら
必死 の 思い で 弁解 する 楡井 だが 、
余計 な 事 を 言ってしまう 桜 で あった












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!