第4話

3駅 縺れる放送に 溶け出す鳴き声
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2025/11/09 01:00 更新
放送¿
縺れル、放送ガ流れまス
放送¿
繰り返しまス
放送¿
縺れル、謾セ騾√′¿ー
もう何も聞こえてへん。
ただ、表示が動いてるをみるに何かを放送しているんや
でもうちには何も聞こえてない
つまり耳を塞ぐだけじゃダメだった。ってことやろな
放送¿
!¿謾セ騾√′謾¿セ謾騾√¡
放送¿
ーーーー
放送が、止まったらしい
琴葉茜
葵、聞こえとるか?
琴葉葵
ー、ーーー、!
あぁ、やっぱり聞こえないんやな。
やっぱり、引き換えっていうのは互換との引き換えなんや、、、
琴葉茜
葵、すまん。多分、耳を塞ぐだけじゃダメだったみたいや
琴葉茜
うちには今何も聞こえてへん。ごめんな
琴葉葵
ー、ーー!?
琴葉茜
言いたいこと、めんどくさいが紙に書いてくれるか?
そういうと葵は頷いてくれた
なので葵に紙とペンを渡した
するとすぐに返事をくれた
琴葉葵
[お姉ちゃん、耳、本当に何も聞こえてないの?]
琴葉茜
う〜ん、、、限界まで集中すればめっちゃ少しは聞こえるが、、、
琴葉茜
ほぼ聞こえてないようなもんやな
琴葉葵
[やっぱり、あの放送のせい?]
琴葉茜
多分な。聴力と引き換えって言ってたし、、、
琴葉茜
ということは葵の時の「いんじお」っちゅうのもどっかでは視覚っちゅう意味やったんかもな
琴葉葵
[ちょっと待ってて、何か放送が流れてる]
琴葉茜
了解や
そう言ってとりあえず葵が聴き終わるのを待つ。
長い放送なのか、それともまた意味のわからない言葉なのかは知らないが、少し待った。
そして3分ほど経った時、葵に紙を見せられた
琴葉葵
[今の放送で、目的地が言われてた。目的地、、、というか終点は、「昼と夜の狭間」にあるって]
琴葉茜
昼と夜の狭間、、、?
正直言って、非現実すぎると思った。でも、聴力や視覚に異常が起きてる以上、全然あり得る話や
、、、もしかして空が変な色になってるのは昼と夜の境目ら辺にいるからなのか?
それなら納得はいくし、1番あり得そうやな
、、、なんて考えてたら放送が流れた
放送
行き先と時を告げる放送は聞かないでください
放送¿
聞いてしまうと、ここから出られなくなるかもしれません
琴葉茜
あれ、放送聞こえるんやな、、、
琴葉葵
ー?、、、ーーー!
琴葉茜
葵の声は聞こえない、、、?
今の放送は確かにうちの耳にしっかり届いていたはずや
でも葵の声は今もまだ聞こえへんままや
これはどうゆうことなんや、、、?
琴葉茜
いや、それよりも、、、
琴葉茜
葵、今の放送行き先と時を告げる方法は聞くなって言ってたよな?
琴葉茜
うちには声が届いてへんから、紙に書いてくれ
そうすると急いで何かを書き始める
そして返された文は
琴葉葵
[私の方では、次は終点。って聞こえた。]
琴葉茜
、、、え?
どうやら、聞こえてる内容には違いがあったらしい
でも、いい知らせだった。次が終点と言うなら、後は普通に過ごすだけでええ。
1つ気かがりなのは、うちの方で聞こえた、行き先と時を告げる放送は聞くな。という放送や。
意味もわからないし、うちにしか聞こえてないらしい。
こうなると不安が押し寄せてくる
琴葉葵
[大丈夫?]
琴葉茜
大丈夫や。ただ、考え事をしてただけや
琴葉茜
ただ、考え事を、、、
このことを葵に話すべきなのか
葵まで不安にさせたくない気持ちはある。でもこれでもし何かがあった時、葵が対処できひんかもしれん
少なくとも、葵は行き先を告げる放送を聞いてしまった
、、、何を知らせずに終わるなら言ったほうがマシやな
琴葉茜
葵、うちの方ではな、さっきも言った通り、行き先と時を告げる放送は聞くなって言ってたんや
琴葉茜
そして葵は今行き先を告げる放送を聞いてしまっとるやろ?
琴葉茜
だからそれが気がかりなんや
そういうと葵はまた何かを書き始めた
でも、どこか焦っているように見えた
少し待って、帰ってきた言葉は
琴葉葵
[今、ずっと放送が流れてる。同じ言葉を何回も、何回も]
だった
琴葉茜
何を繰り返していうとるんや?
琴葉茜
また聞きなれない単語なら教えてくれ
琴葉葵
[もうすぐ、この『なんとか鉄道』は終点につきます。]
琴葉葵
[お降りの際は青い光が見えますが怖がらずに進んでください]
琴葉葵
[って]
琴葉茜
なるほど、、、つまり青い光は無害でええんやな?
琴葉葵
[多分]
今までの話だけ見れば青い光は記憶を消したり、どこかへ飛ばしたりする厄介なもんやから信じたくはないが、、、
でも、終点につくと言うならもう行くしかないんやろうな
琴葉茜
よし、しっかり身構えていこうな
琴葉葵
[うん!]
こうしてまた列車は進む。目的地はもうすぐそこみたいや
次回、終点

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