むかーしむかし、あるところに、
まずしい竹取りのおじいさんがいました。
ある日、おじいさんが竹やぶに行くと、
一本だけ金色にかがやく竹がありました。
切ると、中から子供が出てきました。
おじいさんはかぐや姫を連れて帰り、
育てることにしました。
それからというもの、
竹を取りにいくたびにお金が入った竹を見つけ、
おじいさんとおばあさんはお金持ちになりました。
かぐや姫はすくすくと美しく育ちました。
そんなある日、帝がやってきました。
帝はしぶしぶ帰っていきました。(さすが不憫((((
けれどあるときから、かぐや姫は
月を見るたびふさぎこむ様になりました。
おじいさんは心配でたまりません。
おじいさんとおばあさんは、
大事に育てたかぐや姫を帰すわけには行かないと、
帝に兵を呼んでもらいました。
―ついに満月になりました。
真夜中、雲に乗って月の都の人たちが降りてきました。
兵たちはまぶしさに目を開けられず、
矢を射ることができません。
おじいさんもおばあさんも帝も、
もうどうしようもありませんでした。
そう言ってかぐや姫は、月に帰っていきました。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!