その日の夜、鍾離さんを家に招待した。
少し話も聞きたかったから。
俺はキッチンに向かった。
ウェンティSide
まさかあなたがじいさんを連れてくるとは…。
ちょっと予想外だな…。
あの子警戒心なさすぎ…!
いや、仕事中とかは警戒心あるけどさ!
オンとオフの差が激しいんだよ!
あなたはそう言いながら【モンド風ハッシュドポテト】と【風神ヒュッツポット】を出した。
それで席についた。
全く、自己肯定感が極端に低いんだから…。
あなたは顔を赤くしてじいさんを見た。
このじいさん、本気だった…。
目がガチだったもん。
あなたはそう言いながら、食べ終わった食器を片付けるためにキッチンに向かった。
僕はそう言ってキッチンに向かった。
あなたは僕にそう微笑んだ。
やっぱり綺麗な笑顔だな…。
今は誰も見てないし、良いよね…?
あなたは気づいてないんだろうね。
さっき、キスマークを付けた事。
見つけたときの反応が楽しみだな〜。
その後、僕達はあなたの作ったパンケーキを美味しく食べた。
モラクスはパンケーキを食べた後に帰っていった。
僕はあなたとお風呂に入るために頼み込んだ。
あなたは渋々了解してくれたけど、今晩のお酒は禁止となった…。
お風呂では特に何もなく(あったとすればあなたの胸が案外大きかったのを知った)それぞれの部屋に戻った。
ウェンティSide終わり
部屋で本を読んでいると、コンコンと窓を叩く音が聞こえた。
こんな時間に誰だ…?
そう思いつつ、窓を開けると鍾離さんが立っていた。
鍾離さんは俺に1つのネックレスをくれた。
飾りは岩元素の色の綺麗な雫。
俺が鍾離さんに笑顔でお礼を言うと、鍾離さんは片手で口を隠してしまった。
鍾離さんはそう言って消えた。
俺は渡されたネックレスを机に置いて、ベッドに入って寝ることにした。
ウェンティSide
夜中、こっそりとあなたの部屋に行くと岩元素のネックレスがあった。
あなたはネックレス等買わないから、すぐにあのじいさんが送ったものだと分かった。
今壊しても良いけど…あなたが悲しむのは嫌だな…。
あなたに似合うのは岩元素の色よりも、風元素の色なのに…。
僕の中で独占欲とじいさんへの嫉妬が湧き出てきた。
僕のあなたを取られてたまるか…。
僕は再びあなたにキスマークを付けて、部屋に戻った。
なら、受けて立つよ。
大切な人の為に…。
ウェンティSide終わり















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!