急遽お試しのナワバリバトルをすることになった。
黒板にはチームA〜Jの合計10チームがのった
プリントが貼られた。
エルはBチームだった。
Aチームって…
Bチームは試合の準備を進めていた。
エルは静かに息を吐いた。
自己紹介のときよりも緊張している。
新しいクラス。
初めての試合。
そして何より…
エルはパブロを見つめた。
普通なら前線に突っ込んでいくブキ。
でもエルは違う。
自陣に残り、自陣を塗り固めるのだ。
今まで何度も言われてきた。
『パブロなのにもったいない。』
『その戦い方、意味ある?』
『前に出ればいいのに。』
少しだけ胸が痛くなる。
リスポーン地点に着く。
少しの不安と共に
Ready go!
試合がスタートした。
チームメイトの3人は少し納得しない様子で
前線に向かって行った。
だがエルは気を取り直し、自陣を塗り始めた。
この時間はさっきまでの空気を忘れさせてくれる。
するとエルは違和感を感じた。
エルが少し困惑していると声が聞こえた。
その声はチェリだったが…
数秒の沈黙が続く。
その沈黙を破ったのはエルだった。
とっさにエルはインクに潜る。
チェリはラクトで周りを素早く塗る。
いつのまにか後ろにいたエルによってチェリは
倒された。
観戦スペースにて
すごく顔が緩む。
エルは前線に飛び出した。
チェリは少し嬉しくなった。
チェリは少し驚いたが、落ち着いていた。
すぐに狙いをさだめ…放つ。
チェリはエルを倒した。
試合はそのまま終了した。
塗り状況をみてもどちらが勝つかわからない。
エルが細部まで塗っていたこともあり、
Bチームが勝つ結果となった。
次はトウマ、ユキヤがいるCチーム、
レコ、ラブ、コウ、アサヒがいるDチームの戦いだ。

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。