第二章 最恐の呪詛師
──JR 原宿駅。
木造の駅舎を出てすぐ、Kioskの向かいに二人は立っていた。
虎杖と伏黒だ。二人は並んで待っていた。
そんな中質問した虎杖は、逆に問い返され棒付きアイスを頬張ったまま考える。
そんな会話をしていると、待ち人が来た。
五条だ
歩み寄る五条が虎杖に声を掛ける。
虎杖は、呪術高専の制服姿だった。
パーカーついてるし、どどこか嬉しそうな表情
どうやら虎杖の制服は五条のセンスで改造されていたらしい。
パックゼリーを吸いながら事も無げに言う五条。話は終わったとばかりにそのまま歩き出す。
表情を見せずいう伏黒の言葉には妙な実感がこもっていた。
竹下通りを3人であるきながら、伏黒が聞けば
と五条が返す。今日は最後の一年生を迎えに来ていたのだ。
……一人だけその目的を覚えているのか微妙だったが。
ダルメシアン柄のネクタイにスーツ、きっちり七三分けに髪を固めた男が女性に声を掛けていた。手には名刺。スカウトマンのようだ。
迷惑そうに断る女性に、負けじと声を掛け続けるスカウトマン。
その肩を「ガッ」という音を立て、逃がさないように握りしめる手があった。
スカウトマンの頬に汗が流れる。背後から異様な威圧感。
掛けられた声、その主はこう続ける。
やくざか。いや見た目は女子高生だ。だがこの威圧感はなんだ。
スカウトマンは後ずさる。
その光景を通路挟んで男3人がみていた
伏黒は心から突っ込んだ。虎杖の格好も大概である。
どこから買ってきたのか分からない「2018」をかたどったサングラスに、右手にポップコーン。左手にクレープ。さっきの今でなぜこうなる。
そんな伏黒のイラつきをよそに、五条が声を掛けた。
どうやら彼女が最後の一年生だったらしい。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。