第7話

死闘開始
11
2024/03/24 12:16 更新
ユーリーは強く地面を踏み込むと、巨体人狼目掛けて突進して行った。
巨体人狼
やっぱ威勢がいいねぇ、そう言うの好きだよ。
巨体人狼は近づいてくるユーリーを迎撃しようと拳を振るうが全て避けられている。
ユーリー
相変わらずデカいくせに無駄に早い奴だ!
巨体人狼は再び拳を伸ばしたが、ユーリーは腕に飛び乗りそのまま切りかかろうとしたが腕を揺らされ体制を崩して腕から落ちてしまいそのまま脇腹を殴られ、受け身も取れずに吹き飛ばされ地面に落ちた。幸いにも雪が深く積もっていたため落下による衝撃は殆ど無かった。
巨体人狼
随分いい音が鳴ったねぇ、骨粉砕しちゃったかな?
ユーリー
ゲホゲホ…クソがなんて重い一撃だ、骨一、二本ぐらい折れたかもな、闇雲に突っ込んでちゃ勝てないって訳だ。
巨体人狼
いい病院紹介しようか?
ユーリー
…へへ、そりゃどうも、だがここらのいい病院なんてお前が昔に消し飛ばしてんだろ。
巨体人狼
へぇ、僕は
ユーリー
いや、話さなくていい貴様の声はやっぱり不快だ、さっきの聞いてただけで腸が煮え返りそうだ。
巨体人狼
人の話を遮りやがって、よく無いぞ。
ユーリー
そうかい、良い奴は復讐なんてしない悟れ。
無表情かつお互い見下してそうな二人の対話が終わりユーリーは人狼の周りを回り始めた。
巨体人狼
なんだいきなり?酔っちゃうんじゃ無い。
ユーリー
(三半規管は鍛えまくって問題無し、音は吹雪の爆音で聞こえない、加えてこの猛吹雪で視界は劣悪だ、体温感知ゴーグルも持ってない人狼相手ならこれで不意打ちすれば殺せる!)
そうやって威勢よく突っ込んだがもれなく手痛いアッパーをもらい地面を転がった。
巨体人狼
背後からはちょっと考えたんじゃ無い?いいアイデアだと思ったよ、僕も気づかなかったら切られてたかもね。
ユーリー
背後からなんて誰でも考えつくだろ…俺の作戦そんな説明で終わらせんじゃねぇよ馬鹿
巨体人狼
作戦失敗して苛立ってる感じ?落ち着きなよ
ユーリー
黙れ、次の策で殺してやるから待ってろ。
巨体人狼
嬉しくは無いんだけどなぁ〜
ユーリーは策などと言ったがその策は至ってシンプル、起死回生の策だ。
簡単だ俊敏とは言ったがそれでもユーリーからすればある程度鈍い、だから一気に懐に飛び込んで奴の心臓か顔面に妥協するなら腹に刃を突き刺すそれだけである。
ユーリー
すぅー、3、2、1
1と言った瞬間にユーリーは巨体人狼の周辺に煙幕をばら撒いた。
巨体人狼
色んな道具を使うようになったんだなぁ、まぁ無駄なんだけどね
巨体人狼は盛大に息を吸い、息を吹きつけると周囲の煙幕の煙が晴れていった、しかしそこにユーリーの姿は無かった。
巨体人狼
後ろだな、もう引っかからないよ!
巨体人狼は後ろのユーリーに蹴りを入れた、ハリボテのユーリーに。
巨体人狼
ハリボテ?いや確かに感覚が…はっ!横?!
ユーリー
盛大に散れ!ゴミが!
巨体人狼が咄嗟に振るった拳を刃でいなしその勢いのまま巨体人狼の体に刃を当てた。
巨体人狼
なっ!……凄いねぇ…対応しきれなかったよ。
ユーリー
当たった!奴に攻撃が!

ユーリーは勝ちを確信し、狂気の笑みを浮かべていた。
巨体人狼
やるねぇ、10年前は遊び心が無かったつまらない奴だったけど、ハリボテなんて持ってたんだ君
ユーリー
…あぁ、てめぇを仕留めるために…圧縮させて保存した!
巨体人狼
へぇー、ゴホゴホ!寒いから咳き込んじゃった。
ユーリー
どんな理論だよ…
何故かわからないが確実に勝利を確信したはずのユーリーは表情が明らかに暗くなっていた。
ユーリー
当たった…攻撃を当てたけど……………
刺さらない!
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Kの助
どーも、更新遅くなってすいません、ちょっと病に犯されてまして。でも治ったのでこれから出来る限りバンバン進めていきます、アドバイスとかアンチとか感想とかコメント欄に大歓迎です!
下手くそですが良ければ応援とかしていただけると嬉しいです。
それではまた。

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