今日は、高校の体験入学。
なんとなく音楽系の仕事につきたくて、音楽専門学校みたいな私立高校に私は行く事にした。
校内には沢山の生徒がいた。
同じ学校の子だろう、固まっている人もいた。
私の通っている学校は全校生徒250人。その中で3年生は…80人。一番少ない人数らしい。
遠くから3人組の声が聞こえた。
彼らは私たちの学校でも有名。「音楽が得意。そして上手すぎる!」と私の友達が言っていた。まさか同じ日時、時間の体験入学だと思っていなかった。
「では〇〇中学校の生徒さん、◽️◽️中学校の生徒さんはこちらへ来てください。合同で見学します」
私は誰と一緒なんだろう。
知らない先生に呼ばれたから(〇〇中学校出身だから)声の聞こえた方へ、先生のいる方へ目指した。
「えー、花河莉愛さんですか?」
「今日は藤原君と小笹君と松浦君と一緒に見学です。女子1人だけど仲良く回ってね。いちよ私はどこかにいるから体調が悪くなったらいつでもいって!」
藤原君と小笹君と松浦君。
どんな子だろう?
え。え。
まさか。
あの、あの。有名な3人組⁈
私の事、『莉愛ちゃん』ってよんでくれたよね?!?!
嬉しすぎるよぉぉ🤦♀️💕
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。