(ホームルームにて)
りおんが手を挙げる。どうやら立候補するようだ。
すごいな…でも、私も来年は…!
それを見て、やっぱり応援団、立候補した方が良かったかなと少し思った。
(体育祭本番)
こんな感じで、私の初めての夢咲体育祭は幕を開けた。
私はりおんのいる、応援団の列を見る。りおんはピンク色のチア服を着ていて、すごく可愛い。
なんだが立候補しなかった私がりおんと比べてカッコ悪いように感じて、なんだがもやもやした。
最初の種目は障害物競走。障害物競走はしおんが出る。
しおんは持ち前の運動神経を生かして、みんなのトップを走っていた。
しおんのクラスでは大歓声が上がった。
次の種目は狩り人競走。狩り人競走はみやび先輩が出る。
やっぱり人気のみやび先輩だけあって、すごい応援だった。
そして、みやび先輩が男子高校生らしき人を連れて走っているのを見ると、応援は奇声に早変わりした。
(一番りおんが奇声をあげていた…)
その後は中3、高2の徒競走、大玉転がし、ムカデ競争と続き、午前の部は終わり、応援合戦に入った。
初めにセリフを言うのはりおんだ。
最初はD組の子だけが騒いでいたが、ほかのクラスの子もおかしいと思ったみたいで、だんだん高低がざわついてくる。
中には自分勝手な事を言っている声も聞こえる。
ダッ
りおんは急に何処かへ走って行ってしまった。
(全校生徒が校舎へ移動)
(バリアが割れる)
よく校舎の方を見てみると、窓からりおんが声を張り上げて、叫んでいた。
私は応援団じゃない。でも、応援団じゃなくても応援して気持ちを届けることができる。
それに、私は今日りおんの応援に救われた。だから私もりおんの緊張を少しでもほぐすためにも応援するんだ!
りおんは頷くと、校庭の真ん中へ向かっていった。
りおんの声が青空にこだました。
体育祭の結果は惜しくも中学の部で準優勝だった。
でも、私に後悔はない。
応援のパワーを知れたから。
【次回予告】
こんにちは!ルルです!
体育祭で全校生徒にプリキュアの存在がバレてしまいました…このままでは正体がバレるのも時間の問題…
そんな中りおんとしおんが喧嘩をして…
私、心配です…
次回!りおんとしおん
次回もお楽しみに!























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。