前の話
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「おはよう」
私の髪がまだ乱れてるうちに彼に挨拶されてしまった。
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私ははやく、でも丁寧に髪を整える。
「おはよう」
また彼が挨拶してくれた。
「おはよう」
うつむきながら応える。
「髪、今日いいね」
「ありがと」
これが正しいと思ってる。
「文化祭の実行委員を決めたいと思います」
「はい!私やります」
前からやりたいと思ってた。
「お願いしますね」
「はい!」
「早速今日会議があるので出席してください」
「わかりました」
責任重大だ。
クラスメイトの要望を聞いて何をクラスでやりたいかめどはつけた。
「文化祭での展示及び模擬店において被りはないようにするのでそのつもりで」
私のクラスの案は何も通らなかった。一年生ということもあり最後の最後で教室すら使えないことになった。
次の日。
そのことを朝のホームルームでみんなに伝える。
「まじ無能かよ」
「使えな」
「俺たちの文化祭終わったわ」
みんな好き勝手なことを言う。
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「文化祭の実行委員を決めたいと思います」
私は聞こえないフリをして1日過ごした。
次の日。
「みんなごめんなさい。私たちのクラスでは教室を使うことができなくなりました」
実行委員の子が朝みんなに伝えた。
「仕方ないよ」
「またみんなで考えようぜ」
昨日とは違う。私の時とは違う!なんてこと言えもしないけど。なんで?
その日の放課後。
「お前まじであいつ狙ってんの?」
忘れ物をしたから教室へ戻って来た。クラスの男子の声が聞こえてくる。
「狙ってるわけないだろ。あんなブス。クラスのみんな嫌いじゃん」
教室へ入るのをやめた。声の主が信じられなかったから。
それなのに私は校門で声の主を待った。
数分後彼が来た。
「〇〇君」
「おっ!お二人さん熱いねぇ」
「ヒューヒュー」
「ふざけんなよ」
「俺ら2人で帰るから、じゃあね」
彼は仕方なそうにこちらを見てくる。
「行こうか」
「うん」
帰り道、彼に本当のことを聞いた。かなり言い合いになった。その後トラックがよく通る道で私は彼を道路へ押し出した。
グチャリ。
彼が赤い塊になった。
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「おっ!お二人さん熱いねぇ」
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「お前まじであいつ狙ってんの?」
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「みんなごめんなさい私たちのクラスでは教室を使うことができなくなりました」
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「文化祭の実行委員を決めたいと思います」
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「髪、今日いいね」
リセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセットリセット
今度はうまくいくと思ったのに。
またやり直しだ。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!