第13話

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2026/04/14 16:10 更新
あなた
それでねっ!
火遁の術が面白いの!







私とヒナタは一緒に座って、イルカ先生が来るまで
忍術について話していた







あなた
どの術も面白くて!
習得した時とってもうれしいくて、
いえーい!ってなるの!





 


私が喜びを最大限に表すように、
両手をグーの形にして、真上に上げる








日向ヒナタ
そ、そうなんだ
あなたちゃんはすごいなぁ(ニコッ






私はヒナタの顔を覗き込むように、
体を前の机の上に倒して、腕を伸ばす






あなた
日向はびゃくがん?を持ってるんだよね!







日向ヒナタ
う、うん









ヒナタが少し気恥ずかしそうに、
前髪を触りながら少し頬を桃色に染め、目線を下にして俯く

そんなヒナタを気にせず、私は真正面からヒナタの綺麗な
白い目を見つめる








あなた
何度見ても、綺麗な目なの!
あなた
でも、びゃくがん?って具体的には
なんなの?








私が身を引き、最初に話していたくらいの距離を保つと、
ヒナタは俯くのを辞めて、私に優しく笑いかけながら教えてくれた






日向ヒナタ
白眼は日向の一族に代々伝わる
〝血継限界〟の一つだよ






あなた
血継限界……
聞いたことある!





そうだ!そうだ!
いっくんに教えてもらったの!!




えーっと…たしかー……







あなた
血縁関係によってのみ遺伝・継承される特異な忍術や身体能力のこと……だよね!






私がさも知ってました!!みたいな雰囲気を出して、
うろ覚えながらにも言い切った

するとヒナタはニコリと微笑んだ





日向ヒナタ
うん、白眼は広い範囲の透視や望遠鏡みたいに遠くのものを見ることができるの
日向ヒナタ
それに、人のチャクラの流れを見ることもできるけど、……







チャ、チャクラの流れ!?





あなた
人のチャクラが見えるの!?
あなた
どんな風に見えてるの!?





日向ヒナタ
うーん…、青い筋がいっぱいあって、
所々に点が見える感じかな





それを聞いて、私は興味が最高潮っ!!!




なにそれ、なにそれ!!めっちゃすごいの!!






あなた
すごいの!すごいの!
綺麗なだけじゃなくてそんなにも
すごい能力がたくさん!
あなた
ねぇ!私のチャクラの流れも見える?
白眼も見てみたいの!





日向ヒナタ
へ!?
で、でも…、





私は靴を脱いで、教室のイスの上に勢いよく乗った

そして、正座をして、少し上半身をかがめると
ヒナタの目の前で、両手の平を合わせた





あなた
おねがい!おねがいなの!
私に白眼を見せてなの!







ヒナタは少し気乗りしなかったみたいだったけど、
少し経った後にコクリと頷くと、おとなしめに口を開いた






日向ヒナタ
あなたちゃんがそう言うなら……
あなた
!!
あなた
ありがとう!ヒナタ!





ヒナタは少し微笑むと、目をつぶった





日向ヒナタ
すぅー……
日向ヒナタ
(白眼ッ!!)






次に開かれた目の周りに網目状の血管が浮き出ていた
多分、これを怖いと思う子が多いのだろう



しかし、
そんなことよりも私の目はヒナタの瞳に釘付けだった
普通にしていても綺麗だった瞳が私にはより一層、白く、キラキラと輝いて見えた


私は目を輝かせて、ただただ見つめていた







あなた
(きれいなの〜✨️)
日向ヒナタ
(へっ!?なにこれ!!)





数秒後、ヒナタが目を見開くと同時に、
普通の目に戻り、私は少し残念に思った

でも、ヒナタの様子がおかしかったので私はすぐに聞く



あなた
?ヒナタ?
どうかしたの?
日向ヒナタ
あ、あのね……






ヒナタが口を開こうとすると、
言葉に被せるように、大きくチャイムが鳴って、

イルカ先生が前のドアから入ってきた



  



イルカ先生
みんなおはよう!
全員
おはよーございます!







ドタドタドタドタドタドタ!!!



イルカ先生が入ってきたと同時に、廊下を走る凄まじい足音が教室全体に響き渡る



バン!



勢い良く扉が開くとそこにいたのは私……というか
おそらくこの教室にいた全員が予想していた子だった







ナルト
ふぅ〜
間に合ったってばよ!!






ナルトが額の汗を半袖のシャツで拭きながら、
息を整える

その後ろにイルカ先生が近寄り、
出席簿をナルトの頭に叩きつけた






ナルト
いってぇぇぇ!!
イルカ先生
間に合ってない!!
遅刻だ!ナルト!!









ナルト
えぇぇぇぇ!!
ちょっとくらい見逃してくれても
いいじゃんか!










イルカ先生
ちょっとでも遅刻は遅刻なんだ!!
罰として!!廊下に立ってろ!!





イルカ先生がビシッと廊下を指差す





ナルト
そんなぁぁぁ〜〜!!





トボトボと残念そうに扉に向かうナルトに、
私は席を立って大声で言った





あなた
おはよう!ナルト!


 
ナルトは私に気が付き、水色の瞳を一瞬、まん丸にさせると
ニカッと嬉しそうに笑った



ナルト
!!
ナルト
あなた!
おはようだってばよ!










日向ヒナタ
あ、な、ナルトくん、おは…、//











イルカ先生
早く行け!
このアホうが!








ナルト
今行こうと思ってたところだってばよ!!







そう言ってナルトは教室から出ていってしまったのだ



私が隣のヒナタの方を向くと、
何やら顔を赤らめてモジモジしていた




あなた
ヒナタ、どうかしたの?




日向ヒナタ
う、ううん
何でもないよあなたちゃん




あなた
そっか!そっか!
何かあったらいつでも言ってね!





何だか元気がなかったような気がしたが、
ヒナタが大丈夫と言うので私は前を向いた




イルカ先生が出席簿を開いて、
順番に名前を呼んでいく





イルカ先生
出席を取るぞー
イルカ先生
秋道チョウジ
イルカ先生
っておい!チョウジ!!
ポテトチップス食ってんじゃあない!!









秋道チョウジ
♪〜








イルカ先生に怒られながらも、私があげたポテトチップスを
美味しそうにバクバクと食べていくチョウちゃん



そんな様子に私は笑いが込み上げた




ガタッ!!







あなた





シカマル
やっべ!





物音が聞こえて後ろを振り返ると、
後ろのドアからシカマルがこっそりと入ってきていた





あなた
わお!シカマル!
いつの間に!





シカマル
おい!コラバカ!
シカマル
静かにしろ!
遅刻がバレんだろ!!





あなた
わ!ごめんなの!





慌てて口を塞ぎ、
何事もなかったかのように振る舞う

しかし、イルカ先生が呼ぶ順番はもうすぐそこまで、
シカマルに迫っていたのだ






イルカ先生
奈良シカマル!
イルカ先生
イルカ先生
シカマルはいないか?
あなた
ギクッ!!!
シカマル
適当にごまかせ!






イルカ先生が教室全体を見渡すと、
私で目線を止めた






イルカ先生
あなた!シカマルは?
今日は一緒じゃないのか?





あなた
へ!?
え、えーっと






ど、どうしようなの!どうしようなの!どうしようなの!




あなた
べ、便所だって!!





私がそう言うと、イルカ先生は呆れたように
肩をがっくりと落とした




イルカ先生
お前なぁ…
仮にも女の子が便所とか
言ったらダメだろう?
イルカ先生
なら遅刻だな





そう言って、イルカ先生が出席簿に何かを書いている様子をみて私は焦って大声を上げる






あなた
い、いや!遅刻じゃないの!
と、突然の腹痛で!
え、えーっとそう!
他の里に!





イルカ先生
他の里!?
シカマルは他の里に行ったのか!?
イルカ先生
そんな話はシカクさんからも
ヨシノさんからも聞いてないが……





や、やばいの!どうしよう!


こんなのバレバレなの!すぐバレるの!!
いや!このまま押し切ったら案外いけるかもしれないの!

ごめんなさいなのイルカ先生、……
でも、










友達のためだから!!











あなた
いや、そう!そうなの!
な、なんでも木の葉の里では直せない
腹痛みたいなの!?







ポン!






突然、肩に手が置かれたので振り返ると
シカマルが目を片手で覆いながら、下を向いていた



  




シカマル
悪かった……
シカマル
お前に嘘をつけと言った
俺が悪かった……
シカマル
だからこれ以上はやめてくれ…
あなた
えっ!?
な、なんで出てきちゃったの!!
もう少しで誤魔化せたのに!!
シカマル
俺に他の里、行けってか?







イルカ先生は少しの間、呆然としていたが、
すぐに状況を理解したようだった







イルカ先生
し、シカマル!
腹痛って嘘か!!
イルカ先生
なら!お前も遅刻だ!!
チョウジとナルトと一緒に
廊下に立ってろ!!









シカマル
へいへーい





そう言って、教室から出ていこうとしているシカマルに
私は急いで声をかける





あなた
ご、ごめんなのシカマル…
私のせいで……





 


シカマル
……









私が下を向いていると、
シカマルの手が私の頭にポンっと触れた

私は反射的に顔を上げる









シカマル
いや、お前のせいじゃねぇよ
シカマル
元をといえば、
俺が遅刻しちまったんだからな






私を慰めるように、シカマルが私の頭を撫でる
それでも私は心が晴れなかった







あなた
………
シカマル
………
シカマル
まぁそんな顔すんなって
あなた
!?



びよーーーーん





私のほっぺにシカマルの手が触れて、
左右に同時に引っ張られる




シカマル
今日は放課後、久しぶりに
一緒に遊ぼうぜ(ニヤ
シカマル
なっ?




遊び!!






シカマルと久しぶりに!遊べる!





あなた
わぁぁぁあ!!うん!
遊ぶ!遊ぶ!



 

私がそう言うと、シカマルはポケットに手を入れて、
ドアの方へとダルそうに歩いて行く







シカマル
よし、じゃあ何して遊ぶか考えとけよ〜


シカマルが去り際に手を挙げて、ヒラヒラと振る

その様子がシカマルらしくて、
私はいつの間にか笑顔になっていた






そして、その背中に元気よく言ったの!






あなた
任せてなの!!

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