第6話

06.
356
2026/07/04 15:23 更新
船は静かに大海原を進んでいた。


甲板では潮風を浴びながら景色を眺める人もいれば、船酔いでぐったりしている人もいる。
あなた
海って広いなぁ!
私は手すりにもたれ、小さく呟いた。
Gon
Gon
ね!
隣ではゴンが目を輝かせて海を見つめている
Gon
Gon
見て、イルカ!
あなた
えっ!
指差した先では数頭のイルカが船と並ぶように泳いでいた。
あなた
かわいい!!
自然と笑顔になる。


その時だった
「どこ見て歩いてやがる!」
船内に怒鳴り声が響いた。


私とゴンが振り返ると、一人の長身の青年が船員に胸ぐらを掴まれていた。
Leorio
Leorio
離しやがれ!
「先にぶつかってきたのはそっちだろ!」
Leorio
Leorio
うるせぇ!
今にも殴り合いになりそうな空気。
あなた
けんか.....?
すると、その場へもう一人、金髪の美人さんが歩み寄った。
Curarpikt
Curarpikt
やめろ。
静かな声だった。
しかし、その一言だけで空気が変わる。
Curarpikt
Curarpikt
公衆の面前で騒ぐのは感心しないな
Leorio
Leorio
.....あぁ?!
Leorio
Leorio
なんだテメェ!
Curarpikt
Curarpikt
私には関係ない争いだ
Curarpikt
Curarpikt
だが、船を壊されては困る
落ち着き払った口調。


どこか大人びた雰囲気。
あなた
(綺麗な人.....)
私は思わず見とれてしまった


そんな私に気付いたのかゴンは、不思議そうに首を傾げる。
Gon
Gon
あなた?
Gon
Gon
ぼーっとしてどうしたの?
あなた
な、なんでもない!
慌てて首を横に振る
思わず見とれていたなどそんなことを考えているとは、とても口には出せなかった。


一方、その金髪の人物はあなたの視線に気付いていたが、特に何も言わず、再びサングラスの青年へ視線を向けた。
Leorio
Leorio
騒ぎを大きくするつもりか?
Leorio
Leorio
上等じゃねぇか!
Leorio
Leorio
表へ出ろ!
Curarpikt
Curarpikt
望むところだ。
一触即発。


その時だった。
Gon
Gon
やめなよ!
ゴンが二人の間へ飛び込んだ。

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