第23話

🕊️ 23 ~ 高校生編10 ~
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2024/04/04 00:00





翌日。朝起きて鏡を見ると目がすごいパンパンに腫れてとても学校に行けるビジュじゃなかった

でも学校には行かなきゃだから腫れが治まってから遅刻して行く事にした

葛葉から心配のLINEが来てたが 大丈夫とだけ返信してその後は必死に目を冷やした



もう遅刻するって分かってるからいつもよりゆっくり準備して、普段はあまりしないメイクも醜い顔を隠すようにがっつりした
我ながら良い感じかも

午後の授業には間に合うように家を出てのんびり登校した

学校に着くとちょうど昼休みが終わったのかチャイムが鳴り響いてる

良かったジャストタイミングだ

少し急ぎめで教室に向かい、入るとすでに皆席に着いてた





友達
あれ ! あなたメイクしてる !
友達
まじじゃん!めずらし
友達
てかおはよぉ
友達
なんで遅刻なんー?
あなた
んぁ〜体調不良?
友達
絶対嘘じゃんww





くだらない話をして席に着くと 何列か挟んだ斜め前の席にいる叶と目が合った

実は叶と席ちょっと遠いんだよね

なぜなら付き合ってる事を担任が知ってるからわざと離したんだよ

確かにずっと側にいられるのは困るからありがたい



授業が終わるとすぐに叶が私のとこに来た





おはよ
なんで遅刻だったの?何かあった?
てか学校にメイクしてくるの珍しいね 可愛いよ
あなた
ありがと笑
あなた
遅刻はたまたまだよ
そう?
あなた
うん





心配してくれたのは嬉しいけど どうしても昨日の事がよぎって何とも言えない気持ちになる

今日一緒に帰ろ
あなた
いいよ





椎名唯華
うおおおあなた!!やっと来たか!!
笹木咲
おはよ!!
あなた
元気だねぇ
笹木咲
 … あなたなんか元気ない?


あなた
 …… 
あなた
そんな事ないよ
椎名唯華
あなた
ほら早く自分の教室戻りな
あなた
チャイムなるよ
笹木咲
あぁうん … 
椎名唯華
またね





笹木と椎名は私に何かあったのを恐らく気づいただろう
でも2人は多分私が言わない限り深く聞くことはない

笹木と椎名は優しいからね。






椎名唯華
あれ絶対何かあったよね
笹木咲
だよね もしかしてあの1年と揉めたとか?
椎名唯華
それは流石に無いんじゃない?
椎名唯華
昨日放課後葛葉と委員会行ってたじゃん
笹木咲
もしくは委員会の後何かあったとか
椎名唯華
ありえる


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