朝の光が差し込むシェアハウスのリビング 。
カラフルピーチのメンバーたちは、
連日の騒動で今日も顔に疲れを浮かべている 。
のあさん が心配そうに問いかける 。
たっつん も心配そうに眉をひそめ呟いた 。
俺は深く息を吸い、決意を固める 。
昨日、ゆあんくん が部屋で
泣きながら言ってた言葉が頭を離れない 。
あの声を聞いて、俺は決めた 。
絶対にあいつを一人にはさせない 。
ゆあんくん の部屋に入ると、
ゆあんくん は椅子に沈み込むように座っていた 。
モニターの青白い光が顔を照らす 。
小さな声で呟く ゆあんくん に、
俺はそっと手を置いた 。
手を握り、肩に軽く触れる 。
ゆあんくん は一瞬びくっとしたが、
すぐに目を閉じ、深く息をついた 。
その声だけで、胸がぎゅっとなる 。
こんなにも小さな体が、大きな不安を抱えている 。
でも、俺が守る …… 絶対に 。
配信が始まると、
コメント欄は先週よりさらに荒れていた 。
ゆあんくん は画面の前で震えている 。
俺は ゆあんくん の肩に手を回し、画面に目をやる 。
強く言う俺の声は、意外にも落ち着いていた 。
ゆあんくん は小さく頷く 。
俺は内心、リスナーさんの言葉に揺れる ゆあんくん の
心を守ることがどれほど大変か痛感していた 。
でも、ここで守らなきゃ取り返しがつかない 。
突然、コメント欄に攻撃的な言葉が流れ込む 。
ゆあんくん の肩が小さく震え、手元が揺れる 。
俺は咄嗟に画面から目を離し、
ゆあんくん と目を合わせる 。
ゆあんくん はわずかに涙を浮かべるが、
俺の腕にすがりついてくる 。
その声だけで、俺の心臓が跳ねる 。
メンバーたちも ゆあんくん の部屋に駆けつけていた 。
どぬちゃん 、うり 、ヒロくん 、なお兄 ……
みんなが画面と ゆあんくん の様子を見守る 。
えとさん と ヒロくん が声をかけるが、俺は首を振る 。
メンバーたちは少し戸惑いながらも、
俺の言葉に従い距離を置く 。
でも、背後からの視線と小さな囁きが、
今の ゆあんくん の心を支えていることも分かる 。
配信は無事終わり、
コメントの嵐もだんだんと落ち着いていた 。
ゆあんくん は俺の胸に顔を埋め、静かに息をつく 。
俺は小さく笑い、頭を撫でる 。
その瞬間、ゆあんくん の目に微かに光が戻る 。
俺は確信した 。
あれから ゆあんくん はまだ少し肩を落としているが、
俺の腕にすがったまま 。
優しく声をかけると、ゆあんくん は小さく笑った 。
外の世界はまだ荒れている 。
リスナーさんも、炎上も、嘘も現実も 。
でも、俺は知っている 。
俺たちが一緒なら、どんな嵐も乗り越えられる 。
ゆあんくん は頷き、俺の手を握り返す 。
今、守るべきものはこの小さな背中 。
そして、俺たちメンバー全員だ 。
…… 闇の中でも、光を見つけるのは俺の仕事 。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。