第3話

僕の嫌いな天才
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2025/10/22 14:40 更新







あ、今日はあいつが来る日やな







昼も過ぎた頃、亜白隊長に言われて気づいたわ






そろそろ訓練場で待機したろ





























あいつは週に1度この立川基地に来る



なんのためか、やって?



僕もあいつも双剣を使うから、互いの訓練のためにや




2時間限定、第1の方で出動要請入ったら即切り上げやけど





とりあえず訓練室を一つ貸し切る


スーツはなし、純粋な体力勝負



僕やなくてあいつが望んどることや






軽く準備運動をしよったら、霜羽のやつやっと着よった







保科宗四郎
おっそいで霜羽
あなた
あっはは、、、遅れてすみませんね〜保科副隊長様?








あなた
私に勝つ見込みはあるんですか〜?また背後から射抜かれたりしません?
保科宗四郎
はっ、、、あれはまぐれやろ
あなた
当たった事実は覆らないけどね〜





目は笑っとらん笑顔




今日は本気モードやな





なにがあったかは聞かんとくけど









保科宗四郎
こっからは無礼講や、いくで
あなた
程々にお願いしますよ〜









こいつのことは、防衛隊に入る前





高校の頃からの付き合いや





よう分かっとる









まだ、なにか隠されとるような気もするねんけど








互いに上着を投げ捨てて、武器を構える




まーたあいつシャツ着込んでるな




暑いやろ、僕みたいなインナー着とけばええのに




毎度、手合わせの開始の合図は





互いに踏み出す、タイミングは














14時を告げるアラーム





















双剣を抜くタイミングも


踏み出すタイミングも


斬り結ぶその軌道も


乗せる力も









互いに同じ






ほんまに女性なんか?と思うぐらいにあいつの攻撃はいつも重い




の上に速度は僕を少し上回る








保科流も、なんども斬り結んできたがゆえに見切られる








兄貴と同じ、天才






腕も立つし頭も回る、のくせに







こいつはいつも



何事もめんどくさがるし、サボるし、本気は出さん







高校の頃から、そこは嫌いなんよな






それ以外の、立場が上のやつにも



いつもの飄々としとる、いつも、を崩さん






そこは、特に評価できるけど














一気に距離を詰めて斬りかかってくるのを間一髪で避けて




攻撃を入れる




けど、普通に避けられるのほんま腹立つ





バク宙を平気でやり寄って、その飛んどる間に双剣をあわせて弓にして



矢を放ってくる







保科宗四郎
先週と同じ手には引っかからんで!!





跳んできた矢を斬り落として
(正確に言うと叩き落とす、やけどな)







まだ弓を分解しないで構えとる霜羽のところまで





距離を詰める









あなた
、、、、チェックメイト
保科宗四郎
は、、、?って、ッ!?





え、上からなんか当たったんやけど



なにが飛んできて、、、、、
















矢や








保科宗四郎
え、いつ射った?
あなた
さっき避けて矢を放った直後だよ〜




嘘やろ、あの間に射つとかどういう腕力やねん




パタリと床に大の字になる





悔しいねん、また兄貴みたいな天才に負けるとか










保科宗四郎
はぁ、、、また負けてもうたーーーーー
あなた
まぁまぁ合計勝利数はまだそっちのほうが上でしょ〜





上からニコニコしながら見下ろしてくる霜羽









保科宗四郎
いつ見ても思うけど、目、綺麗やな
あなた
そりゃどうも



僕が立ち上がる気のないのを察したんか




「さー休憩休憩〜」





とかいいながらベンチに戻る霜羽





























僕に見えんように咳き込むながら


薬を何錠も飲んどることを


この時僕はまだ知らんかった











亜白隊長に言われるまで、気づけんかった






























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