注意:暴力描写あり 苦手や人は回れ右
俺はどうやら酒癖が悪いらしい
自分ではそんな事はないと思っている
だが仲間によると飲むと半々くらいの割合でキレだすらしい
この間は何故かぺいんとの胸ぐらを掴んだらしく引き剥がすのが大変だったと聞かされた
俺にぺいんとの胸ぐらを掴んだ記憶は無い…
だから自分が酒癖悪いと分からないのだ
俺はこの時どうして他の2人を誘わなかったのか
酔ったトラゾーくらい自分でも抑え込めると思ったのか
どうしてこんな判断をしてしまったのだろうと後悔した
ピンポーン…
そこから2人でくだらない話をしながら飲んだ
どのくらい飲んだだろう…
久々に飲むせいもあってついつい飲みすぎてしまった…
呑気な返事をトラゾーに返すと
ガシッ…
トラゾーは力強く俺の胸ぐらを掴んできた
やばい…そう思った時にはもう遅かった
トラゾーは声を荒らげて酷く興奮しているようだった
俺は流石にまずいと思って助けを呼ぶために
スマホに手を伸ばした…
それがよくなかったのだ…
バキッ…
俺は一瞬何が起きたのか分からなかった…
理解したのは数秒後…
トラゾーが俺を殴ったのだ…
あ…れ…
トラゾーは泣いていた
なぜ泣いているか分からない
ただ泣きながら俺に問いかけている
殴られた頬がズキズキと痛む…
それと同時に俺は自分の中で良くない感情が生まれるのを感じた
きっとこれは…生まれなければいい感情…
仲間に向けていいような感情ではない事だけは俺には理解できた













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。