リノヒョンたちは遠征に行ったっぽいけど、僕は今コソ泥を成敗中。
隣にスンミンがいなかった時はかなりびびった。
周りの人たちが「やりやがったな...」みたいな顔してヒョンジニヒョンの空になった布団見てたから良かったけど。
ヒョンジニヒョンは僕に向かって正座をしている。
...
2人の年上が年下に向かって正座するという奇妙な構図になってしまった。
まあ、悪いのは2人だし...
でもちょっとやりすぎたかも...
ついカっとなっていらないところまで言ってしまった気がする。
よく考えたら僕みたいな旅人より、ヒョンジニヒョンみたいな人の方が身分的にも上なのに...
僕の説教をずっと壁にもたれて聞いていたハニヒョン (でいいのかな...) が口を開けた。
ハニヒョン、めっちゃいい人なんだな...喋ってくれただけで空気が明るくなった。
ヒョンジニヒョンのことはまだ許してないけど...
とか言ってると頭を掻きながら近づいてきた餃子 (かなり失礼)。
スンミナも服をはたきながら立ち上がって言った。
........ん?
また刀トークが始まりそうな予感...
でもさちょっと待ってよ...
このわんこ、僕が1行ったら10で返してきたんだけど。
そんなに溜まってたの...かなり耳痛いんだけど...
...
仲直り(?)もできたし、皆で城に帰ってる時だった。
突然ハニヒョンが指さした方向を見ると、よくわかんない石碑があった。
その周りの草は不自然に枯れている。
とりあえず石碑の周りってことは、地面にそれを支える石があって、そいつらが植物の成長を阻害しているのだろう。
詳しくないけど。
ていうか、僕はずっとハニヒョンの発言が引っかかっている。
『.........僕のこと、覚えてる?』
どういうことなんだろう。
同じ妖刀だし、やっぱり過去に関わったことがあったのかな?
でもスンミナは覚えてないって言ってたし...
本人たちは気にしてないから、こっちも踏み込まないで置くけど。
今はいいや、城に戻ったらヒョンジニヒョンにサムギョプサルでも用意してもらおうかな。
両手を頭の後ろにまわしながら、僕らは不自然に枯れた草原を後にした。


dsv_smさんスポットライトありがとうございます🙏✨

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。