第48話

47話
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2022/08/09 22:00 更新
夏油が瞬時に手を伸ばすが、結局間に合わずにそのまま地面へ吸い込まれ、あなたは消えた。













少しの間、五条と夏油は唖然とする。











五条悟
クソっ、マジか!
夏油傑
チッ…!












夏油が珍しく舌打ちをした。











五条悟
早く見つけねーとヤバいだろ…!
夏油傑
呪術は扱えるようになったけど今日が初任務…もし呪霊と遭遇したら一人では…
五条悟
クソっ…余計な仕事増やしやがって…!
五条悟
行くぞ傑!置いてくぞ!!
夏油傑
あぁ。












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あなた
いたっ!












落下した後、激しく尻もちをつく。











あなた
いったぁー…って。












…ここどこ?













さっきとはまた別の景色が広がる空間だ。











あなた
…そうだ、二人を探さないと。












私が一人でいると危ない。多分だけど…私には手に負えない呪いなんだろう。













だって景色を変えるなんて普通のことじゃない。













立ち上がって歩き出そうとしたその時、











だ…誰だっ!!?












後ろから声が聞こえ、慌てて飛び退いた。











男性
ひ…人…?
あなた
あなた
大丈夫ですか!?












そこには同い年くらいの男性がおり、酷い怪我を負っていた。













見たところ呪術師ではない。











あなた
どうしてこんな場所に…!
男性
き、昨日の夜に肝試しで古びたビルに入って…
男性
そうしたらいきなりこんな場所に…!
男性
ダチが何人かいたけど…そ、そいつら化け物に…!
あなた
化け物…












呪霊…のことだろう。













一般人がいるのなら尚更早く二人と合流しなくては。











あなた
私と一緒に行きましょう。歩けますか?
男性
あぁ…いっ!












男性は立ち上がろうとするが、顔を歪めて再度座り込んでしまう。













見れば男性の片足には、何かで引っかかれたような大きな傷があった。











男性
悪い…足が痛んで…












…そうだ。まだ他人に試したことはないけれど…











あなた
少し動かないでくださいね。












傷のある男性の片足に触れ、取得したばかりの反転術式を施そうと頑張る。











あなた
…!
あなた
できた…!












不慣れで反転術式が途切れてしまったり、本当に少しずつだが、傷が癒えていた。











あなた
よかった…!
あなた
多分あと少しで歩け_
男性
あ…あぁ…っ
あなた
…?どうし
あなた
っ!












振り向くよりも先に男性を無理やり引っ張る。すると先程までいた場所に、大きな穴が騒音と共に空いた。











男性
あ…あいつだ…!












男性の視線の先を追えば、











あなた
っ…












見たこともない強い呪霊が私達を見て笑っていた。













男性と共に私の体も恐怖で固まる。











あなた
…助けて…っ












思わず零れた本音。













それが聞こえたのだろう。











男性
あ…あんた戦えないのか!?
男性
助けに来たんじゃねーのかよ!?
あなた
っ…












怒鳴られて肩が跳ねる。













私は頼りないと思ったのだろう。男性は完治していない足を引きずるようにして、逃げようとした。











呪霊
ニガサ…ナイ!












すると呪霊が一瞬で男性の目の前に現れる。













男性は腰が引け、その場から動けなくなってしまった。











呪霊
タノ…シイネ!












呪霊は高々と腕を上げると、男性に向かって刺すように振り下ろす。











あなた
いっ…!












何とかギリギリで男性を庇えたが、呪霊の爪のような物が頬を掠めて怪我をしてしまった。











男性
あんた…血が…!
あなた
っ…私は大丈夫です。












…怖がっている場合じゃない。













人を守る。それが呪術師で、それが呪術師である私の使命。













怖がってばかりは…いられない。











あなた
…いいですか?今から何があってもここを動かず、私の視界に入らないでください。
あなた
…必ず、守ります。
男性
あ…あぁ…












頷いた男性を後ろに庇うようにして立つと、私は笑っている呪霊を睨みつけた。











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