第4話

𝟎𝟐
38
2026/04/04 12:31 更新
蓬莱あなた
学長…どこに行けば会えるんですかね?
さっきから敷地内を歩き回っているが、人気が全くない。
五条悟
てか君硬いねーもう少し心開いてくれてもいんじゃない?
蓬莱あなた
(初対面でしかも御三家の人に心開けるかよ)
家入硝子
とりあえず敬語抜いたら?
蓬莱あなた
そうです…そう‥だね
五条悟
夏油傑
とりあえず校舎に入ってもいいんじゃないかな?
家入硝子
そーしよ


校舎内

蓬莱あなた
失礼します
五条悟

分かってはいたけれど、校内は古く、歩く度に床が軋んだ。悟(敬称はいろいろ言われたのでやめた)が文句を垂れそうになるのを、傑が睨みで抑えている。

しばらく歩くと、教卓で大柄の柄の悪いそうな男が立っていた。

夜蛾正道
お前達…何分遅刻したと思っている?

とりあえず教室に入ると、開口一番そう言われた。

五条悟
知らねーよ、俺等道分かんなかったし
夜蛾正道
術師ならそれくらい分かって当然だ
家入硝子
(自分が出迎えたくなかっただけじゃん)
夜蛾正道
まあいい…入学初日のため遅刻の件は不問にしてやろう
夜蛾正道
とりあえず席に座れ
皆がしぶしぶ席に着く。
夜蛾正道
とりあえず入学おめでとう。私が今日からお前らの担任になる、夜蛾正道だ
夜蛾正道
今日からお前らには馬車馬のように働いてもらう
五条悟
はあ? 
夜蛾正道
術師とはそういうものだ
夏油傑
あの、学長に顔を合わせるという件は?
夜蛾正道
ああ…そのことだが、学長が体調不良のため後日ということになった
蓬莱あなた
術師である学長も体調を崩されるのですね…
夜蛾正道
年だからな

夜蛾正道
話を戻そう。任務は最初のうちは二人一組で行ってもらう。慣れたら単独だ
夜蛾正道
授業は皆の都合が合うときに行う。お前らにはあまり必要ないと思うが、内容は主に実技だ
夜蛾正道
質問はあるか?
五条悟
はーい
夜蛾正道
なんだ
五条悟
何で高専の自販機にはオレンジジュースないの?
夜蛾正道
は?
夏油傑
おい悟
五条悟
オレンジないとさ、俺やってらんないよ
蓬莱あなた
(何言っているんだこの人は)
夜蛾正道
まず五条は敬語を覚えろ。そしたら、そのオレンジジュース設置…?も考えてやる
五条悟
うーっす
夜蛾正道
はあ他に質問…はないな。詳しい事は後日説明する。とりあえず今日は寮に行け
夜蛾正道
女子は担当の先生に従え。男子は俺だ
一年全員
はーい(うーす)


女子寮
家入硝子
相変わらず古いねー
硝子が私の部屋のベッドに座る。
蓬莱あなた
そうだね
蓬莱あなた
私これからやっていけるかな…
蓬莱あなた
初日から馴染めていない気がする
家入硝子
あんなのに馴染める奴なんていないよ
家入硝子
ぼちぼちやってこ
蓬莱あなた
うん
蓬莱あなた
それよりさ、硝子。煙草吸うなら窓開けて
家入硝子
あーごめん。あなたのニックネームも吸う?
蓬莱あなた
吸わないよ
家入硝子
そーですか
蓬莱あなた
傑も言っていたけど、なんで硝子って煙草吸ってるの?任務始めてからだよね(高専入学前も何度か二人で任務をこなしていた)
家入硝子
吸わないとやってらんないから
家入硝子
五条でいうオレンジジュース…みたいな感じ?でもそれより重いかな
蓬莱あなた
なるほど?
家入硝子
寄りかかるものが欲しいんだよ
家入硝子
あなたのニックネームも何かに頼らないと、いつか壊れちまうよ
蓬莱あなた
そんな怖いこと言わないでよ
蓬莱あなた
私には硝子がいるから大丈夫
家入硝子
可愛いこと言うじゃん。さすが私の親友
硝子が私に肩を寄せる。
蓬莱あなた
やめてよ。制服に火がうつる
家入硝子
ははっ


大丈夫。何とかやっていけるよね、私達 多分…


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