コンコンコン、と軽やかなノックの音。
彼の言葉に数秒の余地もなく、
バンッと勢いよく扉が開いた。
頬を紅潮させた少女が、英智の顔を見て
ますます顔を染め、拳をぎゅっと握った。
まるで反省の欠片もしていない少女。
英智の顔にしか興味がないらしい。
そんな少女に椅子を勧め、英智は数十枚の
紙を少女の前に置いた。
眼前に積み上げられた紙束。
まるで試すような英智の視線。
より重要なのはどちらか?
…主に決まっているだろう。
少女は顔を上げ、たった一人の主に
これほど無いほど素晴らしい笑顔を見せた。
スカートの裾を軽く摘み、優雅に腰を
曲げる少女の姿は洗練されている。
紙に目を落とす少女の頭上から、主の声が
楽しげな声が跳ねる。
こくん、と頷いた少女だったが、
不意に不安げに瞳を揺らす。
失礼します、と紙を大量に抱えた少女が
部屋を退室したあと、英智はそっと息を吐いた。
どこか楽しげに口元を緩める英智の思惑は
少女たちによって爆発的に思い通りになって
いく。
そのレールが、敷き終わったのだ。
まずは明日のデビューライブを成功させ
なくてはいけない。
英智の権力によって、少女たちは最初から
完璧で最高級な衣装と、曲を持っている。
かかった費用は全て主である英智が出したのだ。
1人の部屋で、頬杖をつき、今後の展開を
想像して微笑む英智の姿は、
誰一人と知らないのであった。
待ちきれなくて書いてしまった…
全員分の確認が終わったら、本編更新します❕
次ちゃぷはメンバー紹介の予定❕
よければモチベアップのために
感想とか、考察❔とかあったら💬してほしい❕
またね👋🏻゛














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!