あなたside
皆の看病のおかげで風邪も治り、治ってから一発目の仕事も無事終了
グループでの仕事も問題なくおわって、帰宅時間になった
帰りは、自分の車で帰るとか、寄る所あるからってそれぞれ別行動となり
送迎の車には俺、ふっかさん、ラウ、目黒の4人が乗ってる
「最初村上兄弟の家ね〜」
ラウール「はーい!」
『はい』
ラウールの横には勿論目黒がいて、俺の隣にはふっかさん
いつもは車に乗って直ぐ寝るのに、今日はずっと俺に話しかけてくる
深澤「あなた聞いてる?」
『聞いてるよ』
『要はさ…転生した主人公が盾の勇者になるって話でしょ?』
深澤「そうだけど違う〜!!」
『意味わかんない…』
深澤「この話はね奥が深いの」
『奥が深いとか、ふっかさん理解できるの?』
深澤「できるよ!俺のこと舐めんな!」
最近のオススメのアニメを永遠と横で語られる俺の気持ちになってほしい
佐久間くんだけじゃなくて、ふっかさんまでこんな事になったら俺耐えられない気がする
数分後、"着いたよ〜"ってマネージャーさんの救いの言葉が聞こえてきて
"ありがとうございました!"ってラウと車を降りようとすると
深澤「二人とも待って」
ラウール「ふっかさん何、どうしたの?」
深澤「…車出して」
『え?』
深澤「早く…っ!」
目を細めて、窓から外を凝視するふっかさんは珍しく大きな声を出して車の発進を急かした
車の中にいるマネージャーさんも含めて、ふっかさん以外の4人は何がなんだかわかってない
目黒「……どうしたんですか」
深澤「ラウとあなたの家に黒い服着た男の人が立ってた」
ラウール「えっ…!?」
『…』
深澤「明らかに待ち伏せしてた」
深澤「それに、最後の方はこっちに気付いて走ってきてたし…多分相当ヤバい人」
深澤「取り敢えず親御さんに戸締まりとか強化するように連絡して」
深澤「下手したら親御さんにも危害が加わるかもしんないから」
慌てる様子も無く、冷静に今すべきことを分析してるふっかさん
反対にラウールは、お母さん達にも危害が加わるかもっていう言葉に少しパニクってて、多分連絡なんてできる余裕はない
『…俺が連絡する』
深澤「うん、よろしく」
深澤「あと、周辺のホテルも多分だめ」
深澤「もしかしたら、あの人俺らの身近に居る人かもしれないから」
深澤「ラウとあなたが何処に居るかっていう情報が割れたら終わりだと思う」
『…確かに』
深澤「その事も考えて、ラウは目黒、あなたは俺んちに泊まろ」
深澤「メンバーへの連絡はその後」
目黒「状況が落ち着き次第ってとこですかね」
深澤「うん」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!