最近…というより、昨日の朝から海人の様子がおかしいような気がする…
なんかあったん?って聞いても…
の一点張り、俺…頼りないんかな…
なんや、声が…
もしかして、俺の事呼んでる…?
あ、もしかして俺、今、、、海人と同じことしとったんちゃう?
紫耀くんは俺の隣に腰を下ろした
紫耀くんは、そう言って、微笑んだ
紫耀くんの笑顔を見ただけで、涙が溢れそうになる…
自分…こんなに涙脆かったんや…
紫耀くんがいるだけで、こんなに心が暖かくなるんは…なんでなんやろ…
いきなり、雰囲気が暗くなる…
怖い、怖い怖いッ!!!!
そんな大金…
北斗くん…ジェシーくん、、、!!
叫びたくても声が出ない
怖いッ、紫耀くんたちに話すことが…
2人に嫌われちゃうことが…
また、あの環境に戻っちゃうことが…!!!!
あの話から五日が経って、5万円を何とか用意して渡すことになった
もう、俺の小遣いは底を尽きたし、言いにくいけど…玄樹くんや神くんにもお金を借りてしまった…
もう、2人は…
だとか思ってたけど…北斗くんがいつものように優しく話してくれる
ジェシーくんが元気に話しかけてくれる…
でも…
上手く笑えてるかな、上手く繕えてるかな
声が震えてる…涙が溢れそう、あぁ誰か…
2人は俺の顔を覗き込んで、 話してくれた
ぶわっと涙が溢れた
声が、口が、自然と2人に打ち明けてしまう…
全てを話終えると、2人の目には怒りが浮かんでいた
涙で滲んでよく見えていない俺でも、そう感じるんだから、周りからはもっとやばいのかもしれない
ジェシーくんが胸をドンッと叩く
その二人を通じて、紫耀くんたちにも知らされたみたい
帰ってきた時、みんな玄関にいた
そう玄樹くんが明かすと、岸くんは怒った口調で
神くんが庇ってくれる
あぁ、みんなこんなに、俺のこと思ってくれてるのに…、
俺は、素直になれない、どう、顔を合わせればいいのか、わかんない
すっ、と入ってくる声
俺を招き入れるように手を広げてくれている
俺は、紫耀くんに抱きつく
どうして、素直になれないの…、廉にぃも玄樹くんも岸くんも神くんも紫耀くんも俺を見てくれてるはずなのに…
どうしてこんなに…、あの話を言うことが、恐ろしいの?みんなに、、、伝えられないの…?
廉にぃ、、、迷惑ばっかり、かけてごめんなさい、嫌わないで、、、おれ、ぉれ、、、みんなに嫌われるのが、嫌なの…
ただ、その一言一言が、今のおれが泣き出すには充分すぎる言葉だった
その言葉を聞いたあと、俺は泣き疲れて眠ってしまっていたようだった












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。