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第3話

沈む心
33
2024/06/17 13:45
結局眠りにつくことができたのは夜中の3時すぎだった。
水月 ルザク
…今日雨栗さん達と出かけるんだっけ、
病気のことは言えるわけがない。
…いや、雨栗さんとこめしょーだけじゃない。誰にも何も言わずに終わらせる。もうそう決めてある。





携帯の音が鳴った。
水月 ルザク
…雨栗さんから、?
見てみると、待ち合わせ場所についての連絡で、新宿○イランドタワーで大丈夫か、ということだった。


距離的にも…、うん大丈夫。
水月 ルザク
大丈夫です!っと…、
そのすぐ後にこめしょーからもOKの返事が来て、待ち合わせ場所は新宿○イランドタワーに決まった。
米将軍
…いや、俺ここ来たことないんだけど、
このオブジェって、
米将軍
雨栗お前、俺らのこと好きなn…、
雨栗
好きだけど"そういう"意味じゃないから
米将軍
いやいや!さすがにこれは狙ってるだろw
後ろのオブジェをコツコツと叩く。
…たしかに、こんな大きなオブジェは目立つけど…w
水月 ルザク
でも、ここって有名な待ち合わせスポットだからね、
水月 ルザク
雨栗さんも狙ったわけじゃないでしょ?w
米将軍
いや、俺もスポットであることは知ってるけど、わざわざこんなとこ選ぶのが怪しいんだって、
雨栗
…もう!るざぴ行こっ!!
これ以上めんどくさくなるのを避けてか、僕の手を掴んで歩いて行く。
そんな真っ赤な雨栗さんを、にやにやと追いかける
こめしょー。





この毎日が続けばいいのに、そう考える僕はとんでもないわがままだ。





雨栗さんに手を引かれ、その隣にいるこめしょー。僕はいま、2人とはまるで釣り合わない沈んだ顔していた、。

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