第14話

14話 緊急招集
15
2023/01/15 14:35 更新

思い切り吹き飛ばされて、視界に空が映る。
木々がなく、平けた訓練場にて、ボコボコにされているのは当然フランマの方であった。

なんというか……これは訓練なのか?と疑いたくなるほど一方的な蹂躙。彼女の憂さ晴らしのためのサンドバッグになってないか?そう思っても仕方がないだろう。
フランマ
フランマ
っ…………、ぅらあああああ!?

やられっぱなしは癪に障る…

そう思って奇声をあげながら剣を振りかぶる。
エルヴァージュ
エルヴァージュ
雑い

努力も虚しく、簡単に避けられてしまった。
剣を支えるものが消え、前のめりに倒れてしまう。
遂に起き上がる気力も無くなり、はあはあと荒い息が漏れるだけだった。
エルヴァージュ
エルヴァージュ
まぁ……悪くはなかったわ
フランマ
フランマ
ほんとに……思っ、て…ます?、それ……
エルヴァージュ
エルヴァージュ
思ってるわよ
フランマ
フランマ
そう、ですか…………しぬ……
エルヴァージュ
エルヴァージュ
今日はこのくらいで許してあげる
フランマ
フランマ
き、今日は…です、か……
エルヴァージュ
エルヴァージュ
明日もやるわよ〜
フランマ
フランマ
本気で死んじゃう!?

大の字に寝転がったフランマの頭上にちょうど彼女の顔がうつる。

汗の一滴もなく、息の切れた様子もなく…

ニコッと微笑まれたのが悔しくなり少しだけ、睨む。

__あぁ、簡単に躱された。

まだまだフランマは彼女に比べると幼子にすぎないらしい。

2人で立ち上がって、訓練場を離れようとした時だった。
-
2人とも、待って…!

金糸のような髪をツインテールに結んだ少女が2人に声をかける。
まず始めにフランマが彼女に対して思ったのは、現実離れしている、ということだった。
きらびやかに流れる髪と、左右バラバラな瞳の色。髪と同じ左の瞳の黄金色が上手く馴染んでいる分、右目の深い緑が特徴的だった。
でも……それが彼女の魅力を上げこそすれ、違和感は全くと言っていいほどない。
しかし驚くほどの無表情が、心を感じない瞳が、
雰囲気とのチグハグを生んでいた。
人形のような美しさで、それゆえ彼女が現実を生きている気がしない。

不思議な人だ、そう思った。
エルヴァージュ
エルヴァージュ
あら?フィート、どうしたの?
フィート
フィート
長様から、招集
エルヴァージュ
エルヴァージュ
…はぁ、いつもの呼び出しね
フィート
フィート
ちがう
エルヴァージュ
エルヴァージュ
……どういうこと?

次のフィートの言葉で、エヴァは顔を曇らせることとなる。
フィート
フィート
詳しいことは後で長様が話すと思う。けど、私とメモリア、そしてあなたが呼び出されるほどの事態。過去最悪だと言っていた。
手短に話すと…

少しも表情も変えずに、なのに張り詰めた声音で言った。
フィート
フィート
いつからかはわからないけど。アウラが居ない








お久しぶりです

この話、複雑すぎることに気が付きました

ここからてんやわんやします

ややこしいかもしれないけどついてきてください

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